セッポ・ポホヨラ:弦楽四重奏曲第5~7番

フィンランド弦楽四重奏曲の画期的な流れを作った
セッポ・ポポヨラの作品集

  • アーティスト:ニュー・ヘルシンキ四重奏団
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-470
  • ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:63:11

TRACK LIST

セッポ・ポホヨラ:弦楽四重奏曲第5、6、7番

セッポ・ポホヨラ(1965–):
弦楽四重奏曲第7番(2021)
弦楽四重奏曲第6番(2021)
弦楽四重奏曲第5番(2018)


ニュー・ヘルシンキ四重奏団
【ペトリ・アールニオ(第1ヴァイオリン) タイヤ・アンゲルヴォ(第2ヴァイオリン) イラリ・アンゲルヴォ(ヴィオラ) トゥオマス・レヘト(チェロ)】
録音:2022年5月27日–30日 クーサンコスキ・ホール(コウヴォラ、フィンランド)
制作:ペール・オーマン
録音エンジニア・ミクシング・編集:マルック・ヴェイヨンスオ
★セッポ・ポホヨラは、1965年、フィンランドのエスポー生まれ。父のエルッキ・ポホヨラがタピオラ合唱団の指揮者、兄のオッリがフルーティスト、マッティがチェリストという音楽一家で育ちました。トイヴォ・クーラの《ピアノ三重奏曲》(BIS-56)を録音したリーサ、パーヴォ、エンスティは、彼の叔母と叔父にあたります。シベリウス・アカデミーに入学。和声と音色とテクスチュアを重視するスタイルのエルッキ・ヨキネンと「敬虔なモダニスト」パーヴォ・ヘイニネンに学びました。モダニストの様式から次第にテクスチュアの透明さと表現語法の自由さを求めるスタイルに移行。初期はソロや室内楽のための小規模な作品を手がけ、1994年の《バレット》や1996年の《ゲームオーバー》などを書いた移行期を経て、大規模な管弦楽作品を作曲するようになりました。
弦楽四重奏曲は、彼にとって重要なジャンルのひとつです。「弦楽器には際限のない音色の豊かさがあり、あらゆる種類の表現を可能にする」(セッポ・ポホヨラ)。「クセナキス風の粗さ、明るい音空間がリゲティを思わせる」と評された1991年の《第1番》に始まり、2022年までに9曲が書かれました。第1~4番は、カムス四重奏団によって録音されたディスクが発売されています(ABCD-334)。ニュー・ヘルシンキ四重奏団のこのアルバムでは、比較的新しい3曲が演奏されます。
2018年の《弦楽四重奏曲第5番》は、2017年秋に夫人とともにアムステルダムのヴィンセント・ヴァン・ゴッホ美術館を訪れ、その印象とさまざまな思考を反映した、「楽しいとは言えない」(ポホヨラ)作品。2018年12月17日、エスポーでカムス四重奏団によって初演されました。
《第6番》は、2021年の3月から4月にかけて作曲された作品です。「春のもの憂さ…老齢のもたらす不安」といったさまざまな感情を背景にもつ「シュトゥルム・ウント・ドラング」と「人生のはかない美しさ」の音楽。フィンランドの民謡が3曲引用されています。「まじめで重みのある」《第7番》は、同じ年の6月から7月に作曲され、夫人のサンナに献呈された作品です。
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