フィンランドのアコーディオン協奏曲

オストロボスニア室内管による
現代フィンランド作曲家のアコーディオン協奏曲集

  • アーティスト:オストロボスニア室内管弦楽団、トマス・ユープシェーバカ
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-477
  • ジャンル: ジャンル クラシック 協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:56:38

TRACK LIST

フィンランドのアコーディオン協奏曲

ミンナ・レイノネン(1977–):Vyöry(雪崩)(2021)(アコーディオンと弦楽オーケストラのための)*
アウリス・サッリネン(1935–):協奏曲 Op.115(2つのアコーディオン、弦楽オーケストラと打楽器のための協奏曲)(2018–19)**
ヴェリ・クヤラ(1976–):シェイプ=シフター(Shape-Shifter)(2018)(アコーディオンと弦楽オーケストラのための協奏曲)***

アンッティ・レイノネン(アコーディオン)*
ソニヤ・ヴェルタイネン(アコーディオン)**
ヤンネ・ヴァルケアヨキ(アコーディオン)**
ペッテリ・ヴァリス(アコーディオン)***
オストロボスニア室内管弦楽団 トマス・ユープシェーバカ(指揮)
★フィンランドの中部ポホヤンマー(スウェーデン名「オストロボスニア」)にあるコッコラ市は、文化活動に力を注いでいることで知られます。コッコラ市が本拠のオストロボスニア室内管弦楽団は活動のひとつとして毎年2月に「コッコラ冬のアコーディオン」を開催。この音楽際では一週間にわたってアコーディオンの多様な音楽が演奏されています。オストロボスニア室内管弦楽団の新しいアルバムでは、このフェスティヴァルの委嘱作が3曲演奏されます。
 ミンナ・レイノネン(1977–)は、シベリウス・アカデミーでヨウニ・カイパイネンに学び、修士号を取得。博士課程のヴェリ=マッティ・プーマラの下で研究を続けています。自然現象、文学、文化遺産といった音楽外のものからインスピレーションを得た作品が多く、そのことが作品のタイトルにも反映されます。このアルバムの《Vyöry(雪崩)》は、2021年という「落ち着かない社会情勢」の時代を映したとされ、アンッティ・レイノネンに献呈されました。
 アウリス・サッリネン(1935–)は、《騎馬兵卒》《赤い線》《クッレルヴォ》《英国王フランスへ行く》といったオペラや交響曲で名高い作曲家です。モダニズムの手法から出発し、『カレヴァラ』に基づくテレビ映画『鉄の時代』の音楽などを手がけながら、新古典的とみなされる独自のスタイルを確立してきました。「2つのアコーディオン、弦楽オーケストラと打楽器のための協奏曲」は、コッコラ文化ディレクターのサンポ・プロンタウスとフェスティヴァルの共同委嘱で作曲されました。2楽章の作品。オストロボスニアの風景をベースに、2楽章にはコッコラ地方の民謡が素材に使われています。2020年のフェスティヴァルでソニヤ・ヴェルタイネン とヤンネ・ヴァルケアヨキ により初演されました。
 アコーディオン・ヴィルトゥオーゾのヴェリ・クヤラ(1976–)は、作曲家としても評価され、フィンランドのほか、ニューヨーク、東京、ロンドン、パリ、ベルリンで彼の作品が演奏されてきました。作曲家のサンポ・ハーパマキと共同で四分音アコーディオンを開発したことでも知られます。《シェイプ=シフター》は、「音色のカメレオン」アコーディオンの特性を活かした「レント・アフェットゥオーゾ」「アレグロ・コン・ブリオ」「ラルヴォ・インテンシヴォ」「アレグロ・コン・フォーコ」の4つの部分で「姿形を変えるもの」を表現する音楽です。フェスティヴァルとオストロボスニア室内管弦楽団の共同委嘱作。2019年の「第10回コッコラ冬のアコーディオン」でペッテリ・ヴァリス のソロで初演されました。
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