惜しくもハイニヒェンの後を継げなかったゼレンカ
その悔しさから生まれた 「8つのイタリア風アリア」
- アーティスト:ハナ・ブラシコヴァ、アンサンブル・トゥールビヨン、ペトル・ヴァグネル
- レーベル:ACCENT
- 品番:ACC-24306
- ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:69:11
惜しくもハイニヒェンの後を継げなかったゼレンカ
その悔しさから生まれた 「8つのイタリア風アリア」
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):8つのイタリア風アリアZWV 176
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
マルケータ・ツクロヴァー(アルト) トマーシュ・シェルツ(バス=バリトン)
アンサンブル・トゥールビヨン
ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ、指揮)
録音:2015年2月13-15日プラハ
★ボヘミアの大バッハと呼ばれ、バッハと同時代にドレスデンの宮廷で活躍したバロック後期の作曲家ゼレンカ。文化的にも栄えていたドレスデン宮廷楽団は当時ヨーロッパの中心でした。30歳前後でゼレンカはドレスデンの宮廷楽団員に選ばれ、その後ウィーンに留学するなど才能を高く買われており、留学後ドレスデンに戻った後も、当時楽長を務めていたハイニヒェンの実務を支えた重要な役割を担っていました。しかし正式には楽長の地位を得ることなく、ハッセにその座を渡すことになります。その頃書かれたのがこの「8つのイタリア風アリア」です。楽長の地位につけなかったショックや、イタリア趣味のハッセに対する挑戦ともとれるゼレンカの作風の転換作となります。もちろんそのような事由のみでの作風の変換ではなく、チェコの中堅ガンバ奏者ペトル・ヴァグネルが、自ら創設した古楽器団体アンサンブル・トゥールビヨンとBCJにも登場したことのあるチェコのソプラノ、ハナ・ブラシコヴァの透明感溢れる美しい歌声も相まって、ゼレンカの新しいものを取り入れることのできる柔軟な音楽手法にも感服させられる素晴らしい作品です。
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SU-4317
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