ビーバー:36 声の「ミサ・アレグロ」 他

名手グナール・レツボール率いるアルス・アンティクァ・オーストリアによる
ビーバーの「ミサ・アレグロ」

  • アーティスト:グナール・レツボール
  • レーベル:ACCENT
  • 品番:ACC-24325
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:59:08

TRACK LIST

ビーバー:

36声の「ミサ・アレグロ」*

ニシ・ドミヌス

パストレッラ イ長調

天からのパン


聖フロリアン少年合唱団

アルス・アンティクァ・オーストリア

グナール・レツボール(指揮)

録音:2014年8月25-26日オーストリア、ノインキルヒェン教会*、

2015年2月14-15日オーストリア、聖フロリアン修道院


★ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644 - 1704)は、ボヘミア生まれのヴァイオリンの名手であり作曲家。ヴァイオリンのためのソナタを始め多くの器楽曲が知られ、また宗教的声楽曲としては、1682年にザルツブルクの宗教財団創立1100年の記念式典に演奏された53声の「ザルツブルク・ミサ」が最も有名です。皇帝レーオポルト1世に早くから作曲家としての才能を認められており、1690年には貴族の称号が与えられています。晩年には宗教曲、オペラ、学校劇の作曲に集中し、このアルバムに収録された36声の「ミサ・アレグロ」もその時期にあたります。この作品はザルツブルグ大聖堂での演奏のために作曲されたもの。本盤で演奏をするのはヴァイオリンの名手グナール・レツボール率いるアルス・アンティクァ・オーストリア。オリジナルのスコアはザルツブルクから失われていますが、クレムスミュンスターの修道院にコピーが保存されており、今回の演奏はそれを参考にしているとレツボールが語っています。独唱8、コーラス8、弦楽、コルネット2、トランペット6、トロンボーン3、ティンパニ、通奏低音という編成。独唱も各パートを巧みに組み合わせ多様な響きを作り上げ、弦楽部もさすがビーバーといったヴァイオリンの見事な手法、さらにビーバーの特徴でもある多数のトランペットを強調し、華やかな楽曲に仕上げています。レツボールは、ノインキルヒェン教会の音響を生かし、各声部、各パートは明瞭に、さらにホモフォニックな部分は圧倒的な響きを作り上げることに成功しています。


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