ヘンデル(1685~1759):オペラ《アグリッピナ》

暴君ネロのしたたかな母親、アグリッピナの物語
若き日のヘンデルの大ヒットオペラ《アグリッピナ》

  • アーティスト:ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
  • レーベル:ACCENT
  • 品番:ACC-26404
  • ジャンル: ジャンル クラシック 歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3CD

TRACK LIST

ヘンデル(1685~1759):オペラ《アグリッピナ》


アグリッピナ:ウルリケ・シュナイダー (メゾ・ソプラノ)

クラウディオ:ジョアン・フェルナンデス(バス)

オットーネ:クリストファー・エインズリー (カウンター・テナー)

ネローネ:ジェイク・アルディッティ(カウンター・テナー)

ポッペア:イーダ・ファルク・ヴィンランド (ソプラノ)

ナルシソ:オーウェン・ウィレッツ (カウンター・テナー)

パランテ:ロス・ラムゴビン(バリトン)

レスボ:ロナルド・スタイナー (バリトン)

ゲッティンゲン祝祭管弦楽団 ローレンス・カミングス(指揮)

録音: 2015年15日、18日 ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭 ライブ


★ヘンデルの全三幕からなるオペラ・セリア《アグリッピナ》。暴君ネロを皇帝にしようと策を練りライバルの失脚を企てる、ネロの母親アグリッピナの物語です。人々の愛憎を巧みに利用し、息子に皇帝の座を掴ませようとするアグリッピナの策略が、ヘンデルの表情豊かな音楽で描かれます。

ヘンデルが20代半ばの時に書かれたこのオペラは、初演後すぐ2か月に渡り20回を超える回数上演されるという大成功で彼の名を広めました。台本作者ヴィンチェンツォ・グリマーニの生き生きとした人物描写も、成功の大きな要因と伝えられています。史実を元にしながらフィクションも交えられたこの作品は、物語としての面白さも際立っています。

ヘンデルは3年半ほどのイタリア滞在の最後の年に《アグリッピナ》を書きましたが、その音楽の半数以上はヘンデルがそれまでイタリアで書いていた作品群から引用されています。ヘンデルの過去の音楽の数々がちりばめられた、イタリア時代の集大成、ヘンデル音楽の宝石箱のようなオペラです。

本演奏は、2015年のゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭での上演。この音楽祭は1920 年に開始され、伝統のある古楽音楽祭のひとつ。ヘンデル作品を中心とした同時代の作曲家たちのコンサートや講演が行われ、あまり演奏される機会の少ない作品など、ヘンデルの音楽の再発見という大きな役割も果たしてきました。本作も新ヘンデル全集版に含まれるジョン・E・ソーヤー編による《アグリッピナ》としては世界初録音となります。


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