チューリッヒ・バレエ・コレクション

チューリッヒ・バレエ&クリスチャン・スプーク
名上演3作品をボックス化!

  • アーティスト:フィルハーモニア・チューリッヒ、ファビオ・ルイージ、チューリッヒ歌劇場合唱団
  • レーベル:ACCENTUS MUSIC
  • 品番:ACC-60507BD
  • ジャンル: ジャンル クラシック バレエ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3Bluray
  • その他の製品情報:画面:Full HD 16:9 音声:DTS HD MA, PCM ステレオ リージョン:All ディスク・フォーマット:BD25

TRACK LIST

チューリッヒ・バレエ・コレクション

DISC1:
ヴェルディ:レクイエム

ファビオ・ルイージ(指揮)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場合唱団
合唱指揮:マルコヴァレリオ・マルレッタ

クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
ヴェロニカ・シメオーニ(メゾ・ソプラノ)
フランチェスコ・メーリ(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)

チューリヒ・バレエ団
マシュー・ナイト、マニュエル・ルナール、
アンナ・ハムジナ、アレグザンダー・ジョーンズ、
メリッサ・リギョグ、カーチャ・ヴュンシュ、
ジュリア・トネッリ、ウィリアム・ムーア、イェン・ハン、
フィリペ・ポルトゥガル

振付・演出:クリスティアン・シュプック
舞台美術:クリスティアン・シュミット
衣装:エマ・ライオット
照明:マルティン・ゲプハルト

収録:2016年12月、チューリッヒ歌劇場、ライヴ
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

ドキュメンタリー:クリスティアン・シュプック演出によるヴェルディのレクイエムの舞台裏
(監督:ヨルグ・ゴーチ)

DISC2:
チャイコフスキー:バレエ≪くるみ割り人形とねずみの王様≫

振付:クリスティアン・シュプック(台本:E.T.A.ホフマン)

出演者:ドミニク・スラウコフスキー(ドロッセルマイヤー)
ミシェル・ウィレムス(マリー)
ダニエル・マリガン(フリッツ)
ウィリアム・ムーア(くるみ割り人形/王子/ドロッセルマイヤーの甥)
ジュリア・トネッリ(ピルリパート姫)
チューリヒ・バレエ団
チューリヒ・ジュニア・バレエ団

演奏:フィルハーモニア・チューリヒ
ポール・コネリー(指揮)
チューリヒ歌劇場女声合唱団
チューリヒ歌劇場児童合唱団

舞台美術:ルフス・ディドヴィツァス
照明:マルティン・ゲプハルト
衣装:ブキ・シフ
ドラマトゥルク:マルティン・キュスター、クラウス・スパーン

プロデューサー:ポール・スマツニュイ
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

収録:2018年4月、チューリヒ歌劇場(ライヴ)

DISC3:
プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』
振付:クリスチャン・スプーク
チューリッヒ・バレエ団,ジュニア・バレエ団
フィルハーモニア・チューリッヒ
ミハイル・ユロフスキ(指揮)
舞台:クリスティアン・シュミット
照明:ラインハルト・トラウプ
ドラマツゥルギー:ミヒャエル・キュースター
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

収録:2019年6月、チューリッヒ・オペラハウス(ライヴ)
★2012/13シーズンよりチューリッヒ・バレエ団の芸術監督に就任したクリスチャン・スプークによる3作品をまとめた映像ボックス・セット。
★イタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニの追悼のために作曲されたヴェルディの「レクイエム」。宗教音楽の形態をとってはいるものの、ドラマティック・オペラを得意としたヴェルディならではの、華やかさを備えた音楽性で現代まで根強い人気を誇る楽曲です。しかし、初演時はそうした劇的表現が「教会に相応しくない」という反応もありましたが、この映像はそうした意見を逆手にとったような舞台の上演です。歌劇場所属のオーケストラ、合唱団、バレエ団が総出となり、上演された圧巻の舞台です。チューリッヒ・オペラだからこそできる総合芸術といえるでしょう。クリスティアン・シュプックによる振付・演出は、モノトーンの衣装や効果的な照明によってヴェルディの卓越した音楽による描写力を見事に表現しています。バレエ・ダンサーの動きはもちろん、歌手陣の配置についても音楽に沿った自然な演出は必見。指揮はファビオ・ルイージ。高い音楽性と視覚的効果とのコラボレーションは、オペラ指揮者として確固たる地位を築いているルイージならではの演奏です。
★チャイコフスキーの名作として名高い、バレエ「くるみ割り人形」は、E.T.A.ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王様』を、クラシック・バレエの父とも言われる振付師マリウス・プティパ(デュマの仏訳を使用)が、バレエ用の作品として書き直したものが通常上演されています。今回リリースされるチューリヒ・バレエのものは、同団の芸術監督でもあるクリスティアン・シュプックがE.T.A.ホフマンの原作に忠実に振付けたものが上演されました。物語が重視されているので、演出も演劇的要素が強く出たもので、役柄のキャラクターも際立っており、ダンサーたちの踊りとともに、物語の世界に入り込むことができます。
原作のあらすじは、ドイツの古い町に雪がしんしんと降り続くクリスマスの日。主人公マリーは、名付け親のドロッセルマイヤーおじさんがプレゼントしてくれた兵隊の姿のくるみ割り人形をとても気に入ります。しかし兄のフリッツが壊してしまい、壊れた人形を手当てするように眠ったマリーが夜中に目を覚ますと…。クリスマスの夜に起こる、夢と現実が交差する不思議な世界に子供も大人も惹きつけられます。
★2019年6月に上演された『ロメオとジュリエット』。この作品は2012年にスプークがチューリッヒで初めて手掛けた振付です。 『ロメオとジュリエット』は、シェイクスピアによって400年以上前に書かれた戯曲をバレエに翻案し、プロコフィエフの美しくも繊細な音楽で彩られた名作。クリスチャン・スプークの舞台は、華美な装飾はなくシンプルな舞台装置で、人間の細やかな心情を描き出しています。ロメオ役のウィリアム・ムーアは、印象的な巻き毛と誰もが恋に落ちてしまいそうな魅力的な踊りで一際存在感を放っています。そしてジュリエット役のカティヤ・ヴュンシェは、思春期特有の繊細さと両親への反発心を見事表現しています。ジュリエットは、透き通った白いドレスを着用し、長い髪は女学生のようにひっつめ、少女の無垢さを強調しています。この若い恋人たちを演じた二人のダンサーは、スプークの非常に緻密で複雑な振付を巧みに踊りこなし、幸福感や絶望感といった感情を身体を通して完璧な演技力で魅せます。 そして作品の重要な要素であるプロコフィエフの音楽も、ロシアの名指揮者ミハイル・ユロフスキ(近年目覚ましい活躍をしているウラディーミル・ユロフスキの父)の好サポートとフィルハーモニア・チューリッヒの高いコントラストと豊かな表現力で聴かせてくれます。
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