ルイジ・ノーノ:『断ち切られた歌』、カールハインツ・シュトックハウゼン:『グルッペン』 ほか

ブーレーズ追悼盤・真打!
前衛音楽の使徒が本領を発揮、初演メンバーによる壮絶の『グルッペン』!!

  • アーティスト:ピエール・ブーレーズ
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:ALT-346
  • ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:モノラル
  • 収録時間:51:13
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

1. ルイジ・ノーノ(1924-1990):

ソプラノとコントラルト、テノール、混声合唱とオーケストラのための『断ち切られた歌』


イルゼ・ホルヴェーイ(ソプラノ) エヴァ・ボーネマン(コントラルト)

フリードリヒ・レンツ(テノール)

ベルンハルト・ツィンマーマン(合唱指揮) ケルン放送合唱団

ピエール・ブーレーズ(指揮) ケルン放送交響楽団


2. カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):

3群のオーケストラのための『グルッペン』~作品第6番


カールハインツ・シュトックハウゼン(オーケストラ1:指揮)

ブルーノ・マデルナ(オーケストラ2:指揮)

ピエール・ブーレーズ(オーケストラ3:指揮)

ケルン放送交響楽団


録音:1959年ウィーン芸術週間(ライヴ録音)/モノラル


★ina(フランス国立視聴覚研究所)の放送用音源からCD化。ALT-343、ALT-345に続く、ピエール・ブーレーズ(1925-2016)の追悼企画第3弾にして最重要タイトル。前衛音楽の代名詞『グルッペン』ほか、1959年ウィーン・ライヴ、初出音源!

★3群のオーケストラがそれぞれ独立した時空間を持ち、互いに激しく侵食しあうセリエリズムの超難曲『グルッペン』は、シュトックハウゼン、マデルナ、ブーレーズの指揮とケルン放送交響楽団によって1958年に初演されました。このディスクは全く同じ布陣によるわずか1年後のライヴ。前衛作曲家かつ指揮者である3人の、確かな手ごたえを持って厳しく指揮しあうさまがしかと記録されており、凄まじいまでの緊張感です。時代的にモノラル録音なのが実に残念ではありますが(作曲当時ステレオ放送は無かった)、録音がある以上聴かない訳にはいきません。歴史に残すべき一大ドキュメント、ぜひご注目ください。

★『断ち切られた歌』は第二次世界大戦中に迫害された犠牲者の手紙がテキストに用いられた、ノーノの代表作。ノーノ、シュトックハウゼン、ブーレーズの3人は現代音楽界の三羽ガラスと呼ばれ、前衛音楽を牽引してきた存在ですが、ノーノとシュトックハウゼンは意見の相違から激しく対立、決別の道を辿ります。ブーレーズがこのふたりの作品を振った貴重にして刺激的な演奏会のライヴ録音。2016年に惜しくも世を去った闘士ブーレーズの偉大さと、前衛音楽最盛期の異様なまでの熱気に圧倒されること間違いなし!


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