ショパン:ピアノ協奏曲集

ショパンの甘さが苦手な向きに超オススメ、
ルガンスキー初挑戦の完璧プラスアルファ協奏曲

  • アーティスト:ニコライ・ルガンスキー
  • レーベル:AMBROISIE
  • 品番:AM-212
  • ジャンル: ジャンル クラシック 協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:DDD
  • 収録時間:72:00:00

TRACK LIST

ショパン:
①ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
②ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ニコライ・ルガンスキー(Pf)、アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
[録音:2013年7月/ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサートスタジオ(ワルシャワ)セッション録音]
★ルガンスキーがショパンの協奏曲に挑戦しました。前アルバムのグリーグとプロコフィエフ(3番)の協奏曲で著しい円熟ぶりを示していただけに、期待しないわけにはいかないリリースと申せましょう。
★ルガンスキーはラフマニノフやリスト作品の印象が強いものの、ショパン作品もエラートに「24の前奏曲」や練習曲集、ONYXにピアノソナタ第3番やスケルツォ第4番などを録音しており、重要なレパートリーであることがうかがえます。ルガンスキーのショパンは、そのレパートリーが示すように、甘く叙情的な作品より複雑で辛口なものを得意とするように思われます。今回の協奏曲2篇にもルガンスキーの音楽性が明瞭に表れていて興味津々。正確無比な指の回りや轟く強音に加え、驚くほどの感情の抑制が見られ、ショパンの若書きの作品から信じ難いまでの深みを描きだしています。全体に甘さやセンチメンタリズムは皆無で、片思いの妄想が音楽と化した第2番の第2楽章でさえ、限りなく清潔かつ高貴な世界にしています。クールで辛口ながら、しっとりとした情緒や歌心にも欠けておらず、まさに甘いショパンを好まない向きに絶対のオススメと申せましょう。
★指揮はボリショイ劇場の音楽監督だったアレクサンドル・ヴェデルニコフ。オーケストラはショパンの祖国ポーランドのシンフォニア・ヴァルソヴィアで、とかくオーケストレーションの不備を指摘される作品ながら、透明かつ潤いのある美しい響きでルガンスキーを好サポート。ポーランドの民族舞曲に基づく両曲のフィナーレでは、どこのオーケストラにも真似のできぬリズム感でノリの良さ満点です。

Topics

来日公演日程(広上淳一指揮京都市響とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番)
3月14日(金)19:00 京都コンサートホール
3月16日(日)14:00 サントリーホール
0822186002124

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