Canto da Sereia~人魚(セイレン)の歌

オフェリー・ガイヤール最新盤はブラジルの生きる伝説=トッキーニョとの共演ライブ!
両者の近年の充実ぶりを象徴する傑作!

  • アーティスト:オフェリー・ガイヤール
  • レーベル:Aparté
  • 品番:AP-182
  • ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽 ワールドミュージック
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:42:13

TRACK LIST

Canto da Sereia~人魚(セイレン)の歌

1. Quem viver, verá
2. Canto da sereia
3. Samba da Bençao; Samba pra Vinicius
4. Eu sei que vou tea mar
5. Alvorada
6. Bachianianinha no.1
7. Tarde em itapoã
8. Fariseus
9. Acuarela
10. Carinhoso
11. Escravo da Alegria
12. Tristeza
13. ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5 番(チェロとギターのデュオ版)

Toquinho (vo, g), トキーニョ(声、ギター)
Ophelie Gaillard (cello) / オフェリー・ガイヤール(チェロ、パーカッション(一部))
Gabriel Sivak (p, arr) / ガブリエル・シヴァク(ピアノ、編曲)
Fabien Cyprien (tb, per) / ファビアン・シプリアン(トロンボーン、パーカッション)
Romain Lecuyer (b, g) / ロマン・ルクイエール(コントラバス/ギター(ヴィラ=ロボス))
Florent Jodelet (per) / フロラン・ジョデレ(パーカッション)
Rubens Lopes (ds) / リューベン・ロペス (ドラム)
[Guest] Rodrigo Samico (7 strings guitar)/ ロドリーゴ・サミコ(7弦ギター), Jonathan Edo (per). ヨナタン・エド(パーカッション),
Luiz Augusto Cavni (ds)/ ルイス・アウグスト・カヴニ(ドラム)
★言わずと知れたブラジルの名ギタリスト= トッキーニョ、最新作はクラシックの人気女性チェリスト、ガイヤールを大々的にフィーチャーしたライブ盤!トッキーニョの巧みなギター捌きと柔らかい歌声、そこに合わせて奏でられるチェロの響きが非常に新鮮です。これほどまでにバランス良く歌と演奏が共存しているライブとは末恐ろしいですが、近年のトッキーニョの余裕ぶりがひしひしと伝わってくるようです。
★本作でトッキーニョと共に鮮烈な印象を残すチェリスト、オフェリー・ガイヤールは、親密な音色と感性豊かな音楽性で高い評価のあるフランス人演奏家。ブラジルでのリサイタルのため、とあるホールでリハーサルしていた折、偶然トッキーニョがガイヤールの前に現れたといいます。その印象について「彼の話す声の響きは魅力的な楽器が奏でる音楽のようだった」とコメントしている彼女ですが、この作品の華はその冴えたチェロの響きによるものも大きいでしょう。
★盟友ヴィニシウス・ヂ・モライスとの楽曲を大々的に取り上げつつ、ジョビンやバーデン・パウエルとの楽曲も演奏、さらに極め付きはトッキーニョのジェントルな歌声を敢えて封印しギターに徹した演奏である (13)。普段はバッハの”無伴奏チェロ組曲”をレパートリーとするオフィリー・ガイヤールですが、彼女を引き立てるべくヴィラ・ロボスの”ブラジル風バッハ第5番”を選曲するこの辺りに垣間見えるセンスの良さも、本作の余韻をより深くしていくのに一役買っています。
★次いで取り上げたいのが、もう一曲のインストである(6)。この作者であるパウリーニョ・ノゲイラはかつてトッキーニョが師事したことでも著名なブラジリアン・ギターの隠れた名手。ギターとチェロのデュオによるこの演奏に漂う深い哀愁には、トッキーニョとオフェリー・ガイヤールの相性の良さが刻まれているだけでなく、ブラジルとバッハを繋ぐささやかな、しかし強固でもある道筋が確かに見えてくるでしょう。
5051083130387

関連商品