シュターデのフス/シュニットガー・オルガン

銘器から溢れ出る輝かしく壮麗なサウンド
福本茉莉、北ドイツの記念碑的オルガンを弾く

  • アーティスト:福本茉莉
  • レーベル:ACOUSTIC REVIVE
  • 品番:AR-1008
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:¥3,300 (税込)
  • 形態:CD
  • 収録時間:63:49
  • 付属品:国内製作・日本語帯・解説付
  • 入荷予定時期:2024年10月中旬

TRACK LIST

シュターデのフス/シュニットガー・オルガン

ヴィンツェント・リューベック(1654-1740):前奏曲 ホ長調(ハ長調)
マティアス・ベックマン(1618/19-1674):今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ
J.S.バッハ(1685-1750):協奏曲 ハ長調 BWV594(ヴィヴァルディのOp.7-11《グロッソ・モグール》に基づく)
ハインリッヒ・シャイデマン(~1595-1663):カンツォーン ト長調
J.S.バッハ(?):コラール前奏曲《主キリスト、神のひとり子》 BWV1176
ディーテリッヒ・ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲 ハ長調 BuxWV137

福本茉莉(オルガン)
録音:2023年6月7-9日/ドイツ、シュターデ、聖コスメ・エト・聖ダミアーニ教会のフス/シュニットガー・オルガン
★シュターデにある聖コスメ・エト・聖ダミアーニ教会のフス/シュニットガー・オルガンは、ヨーロッパでもっとも有名なバロック・オルガンの一つ。1675年にオルガン製作者のべレント・フスが若い従兄弟のアルプ・シュニットガーと共に製作した、3つの手鍵盤とペダル、42のストップをもつ壮麗な楽器です。シュニットガーは以降、伝説的なオルガン製作者として名を成し、北ドイツのオルガン音楽の発展に大きく関わる存在となりました。
★最初にこのシュターデのオルガンを弾いていたのがヴィンツェント・リューベック。彼はシュニットガー・オルガンに魅せられ、のちにハンブルクに移り、世界最大の規模を持つシュニットガー・オルガンの弾き手となります。このアルバムではハンブルクの先輩作曲家であるヴェックマン、シャイデマンと並べて作品を聴くことができます。またオルガンを語る上で外せないJ.S.バッハと、バッハに多大な影響を与えたブクステフーデの作品も収録。バロック時代のオルガン音楽の華やかな隆盛が味わえます。
★華々しい経歴を持ち、ヨーロッパのオルガン界を牽引する音楽家として活躍している福本茉莉。彼女はハンブルクを留学先にした理由の一つにシュターデのシュニットガー・オルガンとの衝撃的な出会いを挙げているほど、この楽器に特別な思いがあります。だからこその楽器を熟知しきった躍動的な演奏を披露しており、ACOUSTIC REVIVEレーベルならではの申し分ない高音質も相まって、輝かしく壮麗な音楽が展開されています。

Artist

【福本茉莉 プロフィール】
福本茉莉は現代を代表するオルガニストの一人である。彼女は目下、主要なオルガンの数々で精力的に演奏活動を繰り広げ、世界の様々なコンサートホールに招聘されている。またソリストとして、著名なオーケストラ(京都市交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京都交響楽団、スロヴァキア放送交響楽団、セゲド交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団)などと協演を重ねている。
12歳でオルガンを始め、2005年に東京藝術大学に入学、2011年にドイツのハンブルク音楽演劇大学でヴォルフガング・ツェーラーの門下に入る。2007年に初めて、このシュターデのフス/シュニットガー・オルガンを訪れ、歴史的オルガンの研究に目覚める。武蔵野市国際オルガンコンクール、ニュルンベルク国際オルガン週間コンクール(ドイツ)、ダニエル・ヘルツ国際オルガンコンクール(イタリア)、アガティ・トロンチ国際オルガンコンクール(イタリア)など数多くのオルガンコンクールで優勝を果たす。ルネサンスから現代音楽まで膨大なレパートリーを持つ福本茉莉は、ポーランド国立音楽フォーラム(NFM)にてアーティスト・イン・レジデンスを務め、その一環として2022年秋にパスカル・ロフェ指揮の下、NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団とエルジュビエタ・シコラの≪オリーヴァ協奏曲≫の録音をリリースしている。
2019年から2023年までヴァイマール・フランツ・リスト音楽大学にて教会音楽科常勤講師を務め、オルガン実技、オルガン即興演奏そして通奏低音の教科を担当した。直近ではドレスデンの聖母教会において、空席オルガニストの首席代理を務めた。現在、ベルリン在住。
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