The Mirror

ラウル・ミドン 通算11作目となる最新作
セルフ・プロデュース/全曲オリジナル・コンポジション=ラウル節全開の10曲
等身大の自分を語る楽曲と
ギル・スコット・ヘロンを意識したというメッセージ性
Jazz, Swing, Mellow Tune, R&B, Tropical,そしてポエトリー・リーディング

  • アーティスト:Raul Midón
  • レーベル:ARTISTRY
  • 品番:ART-7069
  • ジャンル: ジャンル ロック&ポップス
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Raul Midón / The Mirror
1. I Love The Afternoon 3:04
2. If I Could See 1:13
3. You’re The One 3:03
4. Disguise 3:23
5. I Really Want To See You again 2:47
6. A Certain Café 3:40
7. The Mirror 3:49
8. One Day Without War 0:53
9. Cold Cuts And Coffee 3:27
10. Deep Dry Ocean 4:49
All music and lyrics written by Raul S. Midón
Producer: RAUL MIDÓN

Raul Midón (g-all tracks, vo-all tracks, charango-3, programming-3, 7, banjo-8)
Gary Alesbrook (tp-4), Vincent Cherico (ds-4, 6, 9), John di Martino (p-4, 6), Andres Forero (ds, percussion-1, 3, 5, 7),
Richard Hammond (elb-1, 3, 5, 7), Lauren Kinhan (background vo- 1), Boris Kozlov (upright b -4, 6, 9), Joe Locke (vib-6),
Romeir Mendez (upright b-10), Janis Siegel (background vo-1), Billy Williams (ds-10)
 盲目のシンガー/ソングライター、ラウル・ミドンが2005年にメジャーのマンハッタン・レコードからソロ・アルバム『ステイト・オブ・マインド』でシーンに登場してからはや15年。以後コンスタントにアルバムを発表。2020年3月、通算11枚目の作品『ザ・ミラー』をリリースする。1966年(丙午=ひのえうま)3月14日ニュー・メキシコ州生まれのラウルは生まれながらにして失明。大変な勉強家で知性の持ち主。独学で音楽、ギターなどを学び、音楽で独り立ちするようになった。大学時代は図書館に通い詰めて、知らないことを学んだ。その頃ものごとを調べることが大変だったが、インターネットが誕生し、今では検索すればなんでも答えが出るようになったことを歌った「オール・ジ・アンサーズ」(アルバム2007年発売『ア・ワールド・ウィズイン・ア・ワールド』収録)などは彼がいかに勉強好きで知識欲旺盛な人物かを表している。ギターの腕前を上げ、口でトランペットの音色を出し、自作曲を奏でるラウル・ミドンは、盲目ながら世界をじっくり観察し、豊富な語彙(ヴォキャブラリー)で歌詞を紡ぐ。
 新作『ザ・ミラー』では、豪華なゲストも迎えている。ジャズのヴィブラホン奏者ジョー・ロック、ドラムスにアンドレス・フォレロ、ベースにリチャード・ハモンド、バック・コーラスにジャニス・シーゲル(マンハッタン・トランスファー)、トランペットのゲイリー・アレスブルックなどだ。
 そしてここでは、彼はラップ以前のブラック・ミュージック界におけるナレーティヴ(しゃべり、ナレーション)を取り入れている。ラウルによると、たとえばラップ以前のギル・スコット・ヘロンのような詩人のレコードを意識したという。
 グラミー賞にも、2018年まで、2度ノミネートされた。この新作が2021年再度グラミー・ノミネートも十分に可能性ありだ。果たして3度目の正直となるか。
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