バッハ(レーガー編):ブランデンブルク協奏曲(全曲)

大バッハの名作を精神的子孫レーガーがピアノ・デュオに編曲。
超興奮のピアノ曲に変身して蘇った!

  • アーティスト:ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン
  • レーベル:AUDITE
  • 品番:AU-23445
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD
  • その他の製品情報:D D D
  • 収録時間:65:19 62:53

TRACK LIST

J.S.バッハ(レーガー編):

Disc 1
①ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
②ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
③ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
④パッサカリア ハ短調BWV582

Disc 2
⑤トッカータとフーガ ニ短調BWV565
⑥ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
⑦ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
⑧ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
⑨前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552「聖アン」

ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン【高橋礼恵、ビョルン・レーマン】
録音:2019年1月2-5日/イエス・キリスト教会(ベルリン)、
2016年3月1-3 /マリーエンミュンスター修道院(ブランデンブルク協奏曲第5番のみ)
★日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマン夫妻による実力派ピアノ・デュオのアルバム第4弾。前作CDに収録したレーガー編曲の「ブランデンブルク協奏曲第5番」が、あまりに素晴らしい演奏ゆえ、ぜひ全曲をという声が世界中から起き、この録音が実現しました。
★マックス・レーガーは旺盛な創作をこなすかたわら編曲も数多く行なっていますが、なかでも精神的先祖バッハ作品には特別な思いがあったらしく、さまざまな形態を試みています。名作ブランデンブルク協奏曲は全6篇を1904-5年にピアノ4手用へ編曲しましたが、作品にとって、これ以上考えられないほど理想的な組合せながら、これまでほとんど演奏、録音されてきませんでした。
★それは、レーガー自身がピアノの名手だったにもかかわらず、リストやラフマニノフのような合理的な編曲ではなく、バッハの錯綜する声部をあますことなく4つの手に振り分け、それらが複数の旋律を同時に奏するため、プリモの左手がとてつもなく難しいのと、手の交差が多すぎて1台のピアノでは困難を極めるなど、「机上の空論」とされていたからでした。しかしピアノ・デュオ・タカハシ/レーマンはこれを指定のテンポで完璧に再現し、レーガーの編曲がすさまじく効果的であることを実証しました。
★バッハのブランデンブルク協奏曲は、6曲の楽器編成がそれぞれ異なり、その特性や音色を駆使していることも魅力ですが、レーガーはそれをすべてピアノの色に塗り替え、メロディ自体の魅力や作曲法の巧みさを倍増させ「目から鱗」の連続。数字付低音などのレアリゼーションも興味津々。まさにレーガーの耳を通したバッハの世界となっています。
★さらにフィル・アップとして、レーガーによるバッハの人気オルガン曲3篇のピアノ4手用編曲も収められています。有名な「トッカータとフーガ」の壮麗さ、「パッサカリア」のボルテージの高さ、「聖アン」の感動など、連弾ならではのオーディオ的音世界を満喫できます。いずれもアウディーテならではの高音質録音。「ブランデンブルク協奏曲第5番」のみスタインウェイですが、他はヤマハの銘器の音色をたっぷり楽しめます。
★高橋礼恵とビョルン・レーマンは、ともにベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒに師事。レーマンは現在同校教授を務め、高橋とふたりで日本でもマスタークラスをしばしば行うなど、お馴染みとなっています。このふたりの凄いところは、4手連弾のために書かれた作品はどんなに込み入っていても1台4手で弾ききってしまうこと。2台で分ければ容易になっても、その形態で書かれたことの意味を追求しています。深い楽譜の読み、精巧なアンサンブル、冴えた技巧によるピアノ・デュオ界きってのスター。



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