★ヨハン・エルンスト公2世のヴァイオリン協奏曲を集めたアルバム(AU 97769)が高い評価を得るチューリンゲン・バッハ・コレギウム。注目の第2弾はヨハン・セバスティアン・バッハのはとこ、ヨハン・ベルンハルト・バッハの管弦楽組曲全4曲を収録したアルバムです。
★ヨハン・ベルンハルトは1676年にエアフルトに生まれ、音楽家であった父から音楽の手ほどきを受けました。1695年には生地でオルガニストとなり、その後はマクデブルク、アイゼナハでもオルガニストとして、またザクセン=アイゼナハ公の宮廷音楽家として活躍し、1749年にアイゼナハにて死去しました。作曲家としてはオルガン作品を中心に作曲しましたが現在その大部分は失われており、現存している作品の代表作がこの4つの管弦楽組曲です。同作品の公演時には偉大なJ.S.バッハ専用パートが用意されていたことが知られております。
★この作品をチューリンゲン・バッハ・コレギウムはJ.B.バッハが晩年を過ごしたアイゼナハで収録しました。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、auditeレーベルの社主にしてトーン・マイスターのルドガー・ベッケンホーフ氏による録音であることも注目です。