★古楽を中心に活躍する名歌手ドロテー・ミールズをゲストに迎えたデビュー・アルバム『「バゼヴィの写本」~オーストリア、マルガレーテ王女の宮廷音楽』(AU-97783)で、権威ある国際的音盤賞であるインターナショナル・クラシカル・ミュージック・アワード(ICMA)を受賞(2022年)した、2009年の結成のドイツのリコーダー四重奏団、ボレアス・カルテット・ブレーメンによるセカンド・アルバム。17世紀初頭の作曲家アレッサンドロ・ポリエッティと現代作曲家マルクス・シェーネヴォルフの作品を組み合わせて構成した1枚です。
★アレッサンドロ・ポリエッティは、1600年までに生まれ1683年に没したルネサンス最後期からバロック初期のイタリアの作曲家で、ウィーンのハプスブルク家の宮廷のオルガニストでした。特に描写的な鍵盤音楽で知られていて、自身の名前(ポリエッティ=鶏)からか、「雄鶏と雌鶏の鳴き声によるカンツォーネ」や「小夜啼鳥のためのリチェルカーレ」など鳥の鳴き声を模倣した特異な音楽を作曲し、その模倣描写は現代に感覚からは過激とも思えるほどです。ボレアス・カルテットは、ポリエッティの特異な鍵盤音楽をリコーダー四重奏で演奏。様々な音域の楽器と鳥の鳴き声そのもののような吹き方まで繰り出す超絶技巧を駆使して、ポリエッティの個性的な作品を鮮烈に奏でています。ここにドイツの現代作曲家シェーネヴォルフのリコーダー四重奏のための音楽が織り交ざり、幻想的で不思議な音楽空間が生み出されています。40種類以上のリコーダーを駆使して、16世紀と現代の音楽を自由自在に行き来するボレアス・カルテットによる16世紀と21世紀という2つの時代の音響領域(スフィア)を巡る旅をお楽しみください。
トレイラーはこちら→
https://youtu.be/azncIhExKQk
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https://youtu.be/wSzwVk3IbsU