F.クープラン:ヴィオール曲集 1728

サヴァールのASTRÉEデビュー盤。
ぞくっとするほどの濃厚な美しさ。

  • アーティスト:ジョルディ・サヴァール
  • レーベル:ALIA VOX
  • 品番:AVLP-02
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:LP
  • その他の製品情報:180g重量盤  限定盤

TRACK LIST

F.クープラン:ヴィオール作品集(1728)

第1組曲〔プレリュード、アルマンド・レジェレ、クラント、サラバンド・グラーヴ、ガヴォット、ジーグ、パッサカイユまたはシャコンヌ〕 
第2組曲〔プレリュード、フゲット、ポンプ・フネーブル(葬儀)、ラ・シュミーズ・ブランシュ(白いシャツ)〕

ジョルディ・サヴァール(7弦のバス・ド・ヴィオール(17世紀末、フランス、作者不詳)) アリアーヌ・モレット(バス・ド・ヴィオール(1697年、ロンドン、Barak Norman)) トン・コープマン(クラヴサン(17世紀末、ジルベール・デ・リュイソー))
録音:1975年/サン・ランベール・デ・ボワ教会(フランス)
録音エンジニア:ドクター・トーマス・ガリア
★1975年録音の、サヴァールのASTRÉEデビュー盤の大名盤、F.クープランのヴィオール曲集。もともとサヴァールの一連の録音はASTRÉEレーベルからのリリースでした(のちに、サヴァール自身がALIA VOXを立ち上げ新録音をリリースすると同時に、1975 年録音の、サヴァールのASTRÉE デビュー盤の大名盤、F. クープランのヴィオール曲集のLP盤。故長岡鉄男氏が「厚みとアブラっこさ、艶はナンバーワン、時にはしつこいくらい」と名調子で表現したそのサウンドも大きな魅力。当時30代前半だったサヴァールが、同世代の名手ふたりとともに、はりつめた緊張感にみちた素晴らしい演奏を展開している大名盤です。
★この「ヴィオール曲集」(1728)は、クープラン晩年の作品。その創作力、才能が絶頂にあった頃のものです。1728年は、クープランの宮廷の中でも最高のヴィオール奏者といわれたフォルクレと並ぶマラン・マレが逝去した年でもありました。晩年になってもバス・ド・ヴィオールに取組んだことも興味深いですが、クープランは、当時すでに消えかかっていた伝統に敬意を表したとも考えられるでしょう。第1 組曲は7 曲から成り、フランスのスタイルで書かれた懐古的な性格を持ちます。ガヴォット楽章の和音など、思わずぞくっとするほどの美しさ。終曲の壮麗なパッサカイユ(またはシャコンヌ)も見事としか言いようがありません。第2 組曲は4 曲から成り、こちらはどちらかというとイタリア的。第3 曲の「葬儀」は静謐な緊張感に満ちた傑作。終曲の「白いシャツ」は無窮動の曲で、超絶技巧が要求されます。サヴァール、そしてコープマンとモレットの見事な演奏、注目です! 
ここでも、ALIA VOXのSACDハイブリッドシリーズでもおなじみのエンジニア、マヌエル・モヒノがここでもマスタリングを手掛けております(もともとはサヴァールはASTRÉE レーベルで録音活動を行っていましたが、サヴァール自身がALIA VOXを立ち上げて以降は、ALIA VOXレーベルで新録音をリリースすると同時に、ASTRÉE時代の音源も移行しています)。古楽界の至宝にしてレジェンド、巨匠中の巨匠のサヴァールの音楽の粋を、心行くまで堪能できます!
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