J.S.バッハ:オルガン作品全集 第3集
足掛け7年、モダン・オルガンによる全集録音完結
煌びやかで荘厳な大フィナーレ
- アーティスト:ペーター・コフラー
- レーベル:FARAO CLASSICS
- 品番:B-108121
- ジャンル:
ジャンル
クラシック
音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:6CD
- 収録時間:7:01:24
TRACK LIST
J.S.バッハ:オルガン作品全集 第3集
[CD1] 73:10
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533
オルゲルビュヒライン BWV618-624
コラール前奏曲 BWV770
幻想曲 ハ短調 BWV1121
フーガ ハ短調 BWV574
コラール前奏曲 BWV Anh.78
ノイマイスター・コラール BWV1098-1100
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
[CD2] 68:17
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
ライプツィヒ・コラール BWV656, 665
前奏曲とフーガ イ短調 BWV551
ライプツィヒ・コラール BWV666, 653
前奏曲 イ短調 BWV569
コラール前奏曲 BWV1128
フーガ 嬰へ長調 BWV Anh.97
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544
[CD3] 74:00
前奏曲とフーガ ホ長調 BWV566
オルゲルビュヒライン BWV613-617
トリオ・ソナタ ト長調 BWV530
キルンベルガー・コラール BWV721, 724, 697, 703, 698, 733, 700, 701, 710, 694
アリア へ長調 BWV587
前奏曲、トリオとフーガ 変ロ長調 BWV545b
[CD4] 68:07
前奏曲とフーガ へ短調 BWV534
ノイマイスター・コラール BWV714, 742, 1101-1103, 737
トリオ・ソナタ ハ短調 BWV526
ノイマイスター・コラール BWV1104-1111
パッサカリア ハ短調 BWV582
[CD5] 74:09
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV562
キルンベルガー・コラール BWV709, 726, 727, 712, 713, 728, 706, 732, 734
協奏曲 イ短調 BWV593(原曲:ヴィヴァルディRV522)
キルンベルガー・コラール BWV1085, 735, 691, 690, 736
トッカータとフーガ ニ短調 BWV538
[CD6] 63:41
幻想曲とフーガ イ短調 BWV561
ライプツィヒ・コラール BWV662, 664
フーガ ト短調 BWV578
ライプツィヒ・コラール BWV663
コラール『主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん』 BWV725
フーガ ト短調 BWV131a
ライプツィヒ・コラール BWV655, 668
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
ペーター・コフラー(オルガン)
録音:2022-2023年/ミュンヘン、聖ミヒャエル教会のリーガー・オルガン
★2017年に始まったペーター・コフラーのバッハのオルガン曲全集録音が遂に完結。コフラーの本拠地であるミュンヘンの聖ミヒャエル教会のオルガンは、4段鍵盤と75個のストップを持つ2011年製モダン・オルガン。この楽器の性能をおおいに活かし新鮮なコンビネーションを創出、すべての曲から個性を引き出し力強く響かせた演奏です。ドルビーアトモスの技術を用いた高品質録音であることも特徴で、CDでも充分にその透明感と解像度、空間の大きさが感じ取れるでしょう。
★「現代オルガンの性能や高度な録音技術ではなく“バッハの音楽”こそがこのプロジェクトの中心である」と語るコフラー。今作では演奏にますます磨きがかかり、最終ディスクに至るまでの構成も慎重に練られているように感じられます。なかでもラスト2曲、BWV668からBWV532へ繋がる流れはみごと。前者はC.P.E.バッハがまとめた『フーガの技法』初版で未完フーガの後に付録として収められている、バッハが今際の際で弟子アルトニコルに口述筆記させたという伝説で有名なBWV668aと同じ音楽ですが、後半が現存していないBWV668による演奏で、曲が中ほどで途切れています。この後に輝かしいBWV532が立ち現れ最後のクライマックスを築いていくのは大変な幸福感で、技ありの構成と言えます。
★他にも「大フーガ」BWV542、「小フーガ」BWV578、「ドリア調」BWV538、ヴィヴァルディOp.3-8からの編曲BWV593など、馴染みある名作が多数。シリーズ未聴の方はこの第3集からお試しいただくのもお薦めです。
Artist
ペーター・コフラー
1979年ボルツァーノ生まれのオルガン・チェンバロ奏者。クラウディオ・モンテヴェルディ音楽院で最初の音楽教育を受け、ミュンヘンでハラルド・フェラーにオルガンと教会音楽を、クリスティーネ・ショルンスハイムにチェンバロを師事。バロック音楽の修辞学のエキスパートとして定評があり、室内楽奏者としてもドロテー・オーバリンガーやドミトリー・シンコフスキーらと定期的に共演している。ミュンヘン音楽大学でオルガンと合唱指揮を教えるかたわら、2008年よりミュンヘンの聖ミヒャエル教会のオルガニストを務めている。
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