エルランド・フォン・コック:交響曲第3番、4番 他

簡素で明快、民謡の要素も交えた作風。
世界初録音の交響曲を含むフォン・コックの作品集

  • アーティスト:ペール・ハンマシュトレム
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS-2169
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:62:48

TRACK LIST

エルランド・フォン・コック(1910–2009):

1. 交響曲第3番 Op.38(1948)(23’28”)*

2. 交響曲第4番《シンフォニア・セリア(厳粛な交響曲)》 Op.51(1962)(20’23”)*

3. 衝撃(1964)(11’17”)

4. 北欧カプリッチョOp.26(1943)(6’21”)

* =世界初録音


ペール・ハンマシュトレム(指揮)、スウェーデン放送交響楽団

セッション録音:①2011年5月、②③2013年6月、④2010年5月/ベルヴァルド・ホール(ストックホルム)


★ラーションやヴィレーンと同じ1930年代にデビューしたスウェーデンの作曲家エルランド・フォン・コック。メロディを重視し、簡素で明快、民謡の要素も交えた作風による作品を、交響曲、管弦楽曲、協奏曲、イングマル・ベルイマン作品をはじめとする映画の音楽、器楽曲など、幅広いジャンルに渡って作曲しました。彼の作風がもっともはっきりと見られる作品のひとつ、《北欧カプリッチョ》は、ダーラナ地方の民謡からインスピレーションを得て書かれ、「トロルの太鼓」を想わせるティンパニ、リングダンスのリズム、おおらかに歌う弦楽のメロディで、広く親しまれています。《衝撃》は、「善と悪」の主権をめぐる決着のつかない争いを明らかなメロディとリズムとともに描く音楽。管弦楽のための三部作の最初の作品です。1948年の交響曲第3番は、バルトークとヒンデミットの影が感じられ、反抗する態度、抒情、解放感といった主題のコントラストが特徴的です。「厳粛な」第4番は、交響曲を書くという「感謝されることのない仕事」に取り組む作曲者のほろ苦い気分が反映しています。いずれも初録音の作品です。指揮者のペール・ハンマシュトレムは、ヴァイオリニストからキャリアを始め、ストックホルムの王立音楽アカデミーでヨルマ・パヌラに学んだ後、2007年に指揮者としてデビューしました。

スウェーデン放送交響楽団で第1ヴァイオリンを担当、アシスタント・コンダクターに任命されました。


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