オーケストラやロックバンドの奥に押しやられがちな楽器のアンサンブルが
演奏するプログレッシヴ・ロックと メタルのレパートリー
- アーティスト:ORBI
- レーベル:BIS
- 品番:BIS-2297
- ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:72:53
オーケストラやロックバンドの奥に押しやられがちな楽器のアンサンブルが
演奏するプログレッシヴ・ロックと メタルのレパートリー
『ORBI – the Oscillating Revenge of the Background Instruments
(陽の目を見ない楽器たちの動揺する仕返し)』
1. Uprising(Matthew Bellamy)- Muse(ミューズ)
2. Since I've Been Loving You(貴方を愛しつづけて)(Jimmy Page/Robert Plant/John Jones)
- Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
3. Octavarium(John Petrucci/Michael Portnoy/John Myung/Kevin Labriel/Jordan Rudess)
- Dream Theater (ドリーム・シアター)
4. Fight Fire with Fire(Cliff Burton/James Hetfield/Lars Ulrich)- Metallica(メタリカ)
5. Hey You(Roger Waters)- Pink Floyd(ピンク・フロイド)
6. Orion(Cliff Burton/James Hetfield/Lars Ulrich)- Metallica(メタリカ)
7. Proclamation(Kerry Minnear/Derek Shulman/Ray Shulman)
- Gentle Giant (ジェントル・ジャイアント)
8. Motivy(Emil Tabakov)(コントラバス・ソロのための)
9. (Anesthesia) Pulling Teeth(Cliff Burton) - Metallica(メタリカ)
10. Supermassive Black Hole(Matthew Bellamy) - Muse(ミューズ)
11. Cthulhu(Florian Magnus Maier (Morean)/Hannes Grossmann) - Alkaloid(アルカロイド)
12. Alambama Song (Whisky Bar() アラバマ・ソング)
(《マハゴニー市の興亡(Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny)》から)
(Bertolt Brecht,Kurt Weill)
- The Doors(ドアーズ)
ORBI【ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)、リック・ストーティン(コントラバス)、
スヴェン・フィへー(ハモンドオルガン)、
マレイン・コルフ・デ・ヒッツ(ドラム、パーカッション、プリペアドピアノ)】
編曲:マレイン・ファン・プローイエン、ブラム・ファン・サムベーク(Pulling Teeth)、
フローリアン・マグヌス・マイアー(Morean)(Cthulhu)
録音:2017年3月、7月、2018年2月/Marmalade Music(デルフト、オランダ)
制作・サウンドエンジニアリング:マリオン・シュヴェーベル
録音:ローラント・ディルクセ(Marmalade Music)
★ブラム・ファン・サムベーク、リック・ストーティン、スヴェン・フィへー、マレイン・コルフ・デ・ヒッツ。4人のオランダのミュージシャンが「一風変わった」ロックバンドを結成しました。「ORBI」(The Oscillating Revenge of the Background Instruments)。「陽の目を見ない楽器たちの動揺する仕返し」。ファゴット、コントラバス、ハモンドオルガン、パーカッションという、オーケストラやロックバンドの奥に押しやられがちな楽器のアンサンブルです。このバンド演奏するため彼らが選んだのはプログレッシヴ・ロックとメタルのレパートリー。イギリスのロックバンド、マシュー・ベラミーがヴォーカルの「ミューズ」、ジミー・ページがギターの「レッド・ツェッペリン」、プログレッシヴ・ロックバンド「ジェントル・ジャイアント」、アメリカのプログレッシヴ・ロックバンド「ドリーム・シアター」とヘヴィメタル・バンド「メタリカ」、ドイツのプログレッシヴ・デス・メタルバンド「アルカロイド」。「ピンク・フロイド」は「ロックオペラ」アルバム『The Wall』の《Hey You》。ロックグループ「ドアーズ」がオリジナルに手を入れてデビューアルバム『ハートに火をつけて(The Doors)』で歌った、ブレヒトとヴァイルの歌劇《マハゴニー市の興》の《アラバマ・ソング》。コントラバス・ソロのための《Motivy》は、ブルガリアのタバコフ Emily Tabakov が、ブルガリアの民謡とショスタコーヴィチの音楽から影響を受けて作曲した1968年の作品です。こうした「ハード」な音楽のゴツゴツした感覚や「シャウト」をファゴットで表現するにはどうするかといった、それぞれの楽器の限界との「戦い」をメンバー全員が楽しんだといいます。「メタリカ」の《Pulling Teeth》は、ファゴットのサムベークの編曲。《Cthulhu》は、「アルカロイド」の作曲、ギター、ヴォーカルを担当、「現代クラシカル音楽の作曲家が、その気になれば、うなり声で歌うデスメタルのシンガーに変貌」(サムベーク)するフローリアン・マグヌス・マイアー Florian Magnus Maier(Morean)が編曲、その他の曲はオランダのコントラバス奏者、マレイン・ファン・プローイエンMarijn van Prooijenが ORBIのための編曲を引き受けました。
[プロフィール]
ブラム・ファン・サムベーク Bram van Sambeek(1980–)。ハーグ王立音楽院で学び、2002年から10年間、ロッテルダム・フィルハーモニックの首席ファゴット奏者を務めました。2009年にオランダ音楽賞、2011年にボルレッティ=ブイトーニ賞を受賞。2011年からハーグ王立音楽院で教え、室内楽奏者、ソリストとして活動。カレヴィ・アホとセバスチャン・ファーゲルルンドの協奏曲(BIS SA2206)が代表的録音。
リック・ストーティン Rick Stotijn(1982–)。アムステルダム音楽院とフライブルクの大学で学び、2013 年のオランダ音楽賞を受賞。スウェーデン放送交響楽団、アムステルダム・シンフォニエッタ、ハーグ・レジデンティ管弦楽団などにソリストとして客演。現在、スウェーデン放送交響楽団とマーラー室内管弦楽団の首席コントラバス奏者。
スヴェン・フィへー Sven Figee(1975–)。ロッテルダム音楽院でジャズ・ピアノを学び、ファンクとロックのバンドで演奏。2006年に「スヴェン・ハモンド(Sven Hammond)」を結成。このアルバムのセッションが行われた「Marmalade Music(マーマレード・ミュージック)」を2008年に設立しています。
マレイン・コルフ・デ・ヒッツ Marijn Korff de Gidts。アムステルダム音楽院の修士課程、ニューヨーク、西アフリカ、インドで学び、クラシカル、コンテンポラリー、ワールド、即興と、多様なジャンルの打楽器奏者として活動。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、オランダ放送室内フィルハーモニー、Slagwerk Den Haag(ハーグ打楽器グループ)、オランダ管楽アンサンブルと共演。「Twitching Eye Trio」と「SOIL」の2つのグループを主宰しています。