フィンランドがロシア支配の大公国だった
1809年から1917年の時代に作曲され、
シベリウスの音楽やナショナル・ロマンティシズムが主流になるとともに
忘れられていった後期ロマンティシズムのスタイルの
フィンランド大公国の希少合唱曲集
- アーティスト:ニルス・シュヴェケンディーク
- レーベル:BIS
- 品番:BIS-2442
- ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:53:11
フィンランドがロシア支配の大公国だった
1809年から1917年の時代に作曲され、
シベリウスの音楽やナショナル・ロマンティシズムが主流になるとともに
忘れられていった後期ロマンティシズムのスタイルの
フィンランド大公国の希少合唱曲集
『春がやってくる-フィンランド大公国の希少合唱曲集』
1.エルッキ・メラルティン(1875-1937):朝に(J・H・エルッコの詩)
2.カール・コッラン(1828–1871):朝の歌(ルートヴィヒ・ウーラントの詩)
3.ヘンリク・ボレニウス(1840–1909):
歌うつがいの鳥に寄せて(サクリス・トペリウスの詩、フィンランド語訳者不詳)
カール・ヨハン・モーリング(1832–1868):
4.待つ者(カール・ユーハン・モーリングの詩)
5.復讐(ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリの詩)
6.ベルンハード・ヘンリク・クルーセル(1775–1838):
幸あれ、なんじ気高き北の国!(フレードリク・ベルンハード・コステルの詩)
7『. ピエ・カンツィオーネス』/ヘイッキ・クレメッティ(1876–1953):
緑の季節に/来たれ、祝福されし春
8.フレードリク・パーシウス(1810–1891):春の朝(ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリの詩)
9.ラファエル・レテーン(1845–1898):夕べの歌(作者不詳の詩)
10.フレードリク・アウグスト・エールストレム(1801–1850):
白鳥(ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリの詩)
11.ロベルト・カヤヌス(1856–1933):セレナード(エーリク・ユーハン・スタグネリウスの詩)
12.伝承曲(エミール・シヴォリ(1864–1929)編曲):喜びと悲しみ(フィンランド民謡)
13.ルードヴィーグ・シーリヤンデル(1851–1911):森の中で(作者不詳の詩)
14.ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン(1854–1924):プンカハルユの歌う娘(A・オクサネンの詩)
15.エーリク・アウグスト・ハーグフォシュ(1827–1913):春のポルスカ(A・O・ヴィアレーンの詩)
16.伝承曲(マルティン・ヴェゲリウス(1846–1906)編曲):
娘は踊りの輪に入る(ウーシマーの輪踊り)
17.ルードヴィーグ・シーリヤンデル(1851–1911):静かに!(作者不詳の詩)
18.プリムス・レッパネン(1872–1934):一度だけ夏の夢を見た(エイノ・レイノの詩)
19.エミール・ゲネツ(1852–1930):
静かな国へ(ヨハン・ガウデンツ・フライヘル・フォン・ザーリス=ぜーヴィスの詩)
アルマス・ヤルネフェルト(1869–1958):
20.孤児と小鳥(『カンテレタル』の詩)
21.恋しい人の小道(『カンテレタル』の詩)
22.エルッキ・メラルティン(1875-1937):
ダルトゥラの葬送歌(『オシアン』/J・L・ルーネベリ/ユリヨ・ヴェイヨラ)
23.オスカル・メリカント(1868–1924):東から吹く風の中に(セヴェリ・ヌオルマーの詩)
24.エルッキ・メラルティン(1875-1937):輪踊りの歌(作者不詳の詩)
25.伝承曲(リカルド・フレデリク・ファルティン(1835–1918)編曲):
輪踊りの歌(フィンランド民謡)
26.ガブリエル・リンセーン(1838–1914):
収穫作業人の歌(サクリス・トペリウスの詩)
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)、ヘルシンキ室内合唱団
セッション録音:2017年3月、4月/ヤルヴェンパー教会(ヤルヴェンパー、フィンランド)
制作・録音 マリオン・シュヴェーベル
★ヘルシンキ室内合唱団と芸術監督ニルス・シュヴェケンディークの『エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年- 2000年』(BIS 2252)と『祝え喜べ!-フィンランドのクリスマス』(BIS SA 2322)に続くアルバム。フィンランドがロシア支配の大公国だった1809年から1917年の時代に作曲され、シベリウスの音楽やナショナル・ロマンティシズムが主流になるとともに忘れられていった後期ロマンティシズムのスタイルの合唱曲。アルバムのテーマは「春」。ロシア帝国の自治領だった「冬の時代」から解放された「フィンランドの春」が重ね合わせられています。フィンランド国歌を作曲したパーシウスの《春の朝》、クラリネットの協奏曲と四重奏曲で知られるクルーセルの《幸あれ、なんじ気高き北の国!》、混声合唱団「シルヴィア・クラブ」を創設したカール・ヨハン・モーリングの《待つ者》と《復讐》、彼の合唱団で歌っていたガブリエル・リンセーンの《収穫作業人の歌》とヘンリク・ボレニウスの《歌うつがいの鳥に寄せて》、ヘルシンキ音楽学校(現、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミー)を創設したマルティン・ヴェゲリウスが民謡を編曲した《娘は踊りの輪に入る》、後任として校長を務めたメラルティンの3曲。人気のあった歌を当時のスタイルで再現するため、フィンランド化の進む中でフィンランド語の歌詞に置き換えられスウェーデン語やドイツ語の歌は、一部の曲をのぞき、オリジナルの詩が歌われます。エールストレムの《白鳥》とコッランの《朝の歌》は、オリジナルの詩による楽譜が見当たらず、フィンランド語の歌詞からそれぞれウェーデン語とドイツ語に復元。ボレニウスの《歌う番いの鳥に》は、トペリウスの詩が紛失したため、最初に出版されたフィンランド語歌詞の楽譜が使われました。