ヴィート・パルンボ:ヴァイオリン協奏曲、シャコンヌ

「ほろ苦いリリシズム」の音楽
伊作曲家パルンボのヴァイオリン協奏曲!

  • アーティスト:フランチェスコ・ドラツィオ、ロンドン交響楽団、リー・レイノルズ
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS-2625
  • ジャンル: ジャンル クラシック 協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:BIS ecopak
  • 収録時間:58:15

TRACK LIST

『織られた光』

ヴィート・パルンボ(1972-):
①ヴァイオリン協奏曲(2015)
②シャコンヌ(「織られた光」、「闇の中の輝き」)~エレクトリック・ヴァイオリンとエレクトロニクスのための(2019-20)

フランチェスコ・ドラツィオ(①ヴァイオリン、②エレクトリック・ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
リー・レイノルズ(指揮)
②フランチェスコ・アブレシア(ライヴ・エレクトロニクス)
[楽器 ヴァイオリン:Giuseppe Guarneri, Cremona 1711、エレクトリック・ヴァイオリン(5弦):Alter Ego (2007)、エレクトロニクス:Csound, Cycling ’74 MaxMSP]

録音:①2016年9月17日/アビーロード・スタジオ 第1スタジオ(ロンドン)、②2021年1月19-20日/モーラ・ディ・バーリ(イタリア)
制作:①アンドレア・ボッカドーロ、②フランチェスコ・アブレシア
録音エンジニア:①ルイス・ジョーンズ、②フランチェスコ・アブレシア
★イタリアの作曲家ヴィート・パルンボは、シエナのキジアーナ音楽院を卒業、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミアの大学院でアツィオ・コルギに学びました。特別奨学生としてルチアーノ・ベリオに師事。ポストモダンの実験的作品からキャリアをスタートさせ、高評価を獲得するとともに数々の賞を受けました。室内楽の作品、イタロ・カルヴィーノの『木のぼり男爵』によるオペラ=モノローグ《Sinforosa》やエミリ・ディキンソンの詩に基づく室内オペラ《Comuni-canti》といった声楽作品を発表。近年は、大編成の管弦楽作品やソロ楽器とオーケストラの協奏曲などを数多く手がけ、RAI国立交響楽団、ロンドン交響楽団、スウェーデンのヤヴレ交響楽団によって演奏されています。パルンボは天文学に関心を寄せ、「無限の宇宙エネルギーにくらべれば、われわれは小さな孤立する点でしかない」ことを示すように、単一の長大な楽章の内に抽象的な「コア・サウンド」を見出すことに狙いを定めていると言われます。
★このアルバムには、イタリアのバーリ生まれのヴァイオリニスト、フランチェスコ・ドラツィオのソロによるパルンボのヴァイオリン作品が2曲、収録されています。《ヴァイオリン協奏曲》は、単一楽章で書かれた演奏時間約31分の作品です。「ベルクの名残」(ヴィート・パルンボ)のある「ほろ苦いリリシズム」の音楽。「『無』に始まり『無』に帰る」循環構造のスタイルがとられています。ロンドン交響楽団がリー・レイノルズの指揮で共演しています。
★《シャコンヌ》は、パルンボが緻密で正確な作曲技術とともに師コルギから受け継いだ、作曲の中心に音楽的「歴史の記憶」を置くという考えが、「過去の余韻」を思い起こさせる曲名に反映されています。〈Woven Lights(織られた光)〉と〈The Glows in the Dark(闇の中の輝き)〉の2楽章で書かれ、5弦エレクトリック・ヴァイオリンとエレクトロニクスにより演奏されます。バーリのニコロ・ピッチンニ音楽院で作曲と電子音楽を学んだフランチェスコ・アブレシアがライヴ・エレクトロニクスを担当しています。
★2010年に「イタリア音楽評論家協会」の最優秀ソリストに授与されるアッビアーティ賞(Premio Abbiati)を受賞したドラツィオの初めてのBIS 録音です。
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