★ SACD ハイブリッド盤。マーク・ウィグレスワースによるショスタコーヴィチの交響曲全曲録音が遂に完結します。1997年より録音開始した当シリーズは最初にBBC ウェールズ・ナショナル交響楽団(第5、6番(BIS 973)、第7番(BIS 873)、第14番(BIS 1173))と、その後はオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(第1~3番(BIS SA 1603)、第4番(BIS SA 1553)、第8番(BIS SA 1483)、第9&12番(BIS SA 1563)、第11番(BIS SA 1583)、第13番(BIS SA 1543))と2つのオーケストラで録音されました。ウィグレスワースの卓抜な統率力による高水準の演奏でBISならではの優秀録音によりショスタコの立体感を楽しめる内容になっております。
★第15番は形式的には第1番、第4番、第10番の各交響曲につながり、特に第1番同様、曲中にソロや重奏など、室内楽的な扱いの部分が多いので、大作ながら重厚巨大感はありません。一方、第1番は習作時代の跡をもとどめていますが、新しい音感の追求、新鮮な洒脱な味など、既にショスタコーヴィチのスタイルを示しております。なお、第1番は既にリリースされているBIS SA 1603と同録音です。