「私小説音楽の極北」ペッタションの壮絶な世界
- アーティスト:クリスチャン・リンドベルイ
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2110
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid + 1ボーナスDVD
「私小説音楽の極北」ペッタションの壮絶な世界
アラン・ペッタション:
①交響曲第4番 (1959)
②交響曲第16番 (1979)
+DVD「アラン・ペッタション、お前は一体何者?」(1974年スウェーデン放送制作。英語字幕付き)
クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団、
ユルゲン・ペッタション(A-Sax)
録音:2013年1月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノールショピング)
★SACDハイブリッド盤。熱烈な支持者のいる BISペッタション・シリーズの第6弾は、交響曲第4番と16番。アル中DV父と宗教中心の母のもと貧困家庭に育ち、プロの作曲家となってからは周囲の無理解と関節リューマチに苦しみながら「私小説音楽」とも言うべき凄絶な作風を展開させました。交響曲第4番は1959年の作で、ペッタションの大半の交響曲と同様に単一楽章形式をとり、37分半延々と続きます。後の病的で暗い要素はさほど濃くなく、伝統的と言えます。コラール風の動機は、彼の母が歌った救世軍の賛美歌ですが、ペッタションは生涯のある時点を描いたのではないと記しています。最後の交響曲となった 1979年の第16番はやはり単一楽章による27分ほどの作品で、アルト・サクソフォンの独奏を持つ協奏曲的な様相を呈しています。サクソフォン独奏は超絶技巧が要求されますが、現代音楽の寵児ユルゲン・ペッタションが圧巻な演奏を繰り広げます。最晩年、病魔に侵されていた時期ですが、天国的な救いが感動的。
★陽気で前向きなリンドベルイと作風の不思議なギャップが眩暈に似た緊張感を生んでいます。DVDではペッタション本人の映像と語りに触れることができます。
クリスチャン・リンドベルイ、ノールショピング交響楽団
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