スウェーデンの若き巨匠、
エイドリアン・ジョーンズとダニエル・リードによる
コラボレーション・アルバム!
- アーティスト:ダニエル・リード
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2119
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- その他の製品情報:5.0 Surround sound
- 収録時間:53:45
スウェーデンの若き巨匠、
エイドリアン・ジョーンズとダニエル・リードによる
コラボレーション・アルバム!
新しい建築
1. エイドリアン・ジョーンズ(1978-):新しい建築~サクソフォンと弦楽のための民謡協奏曲
【ⅰ.ペルニッラのポルスカ―新しい建物のワルツ/ⅱ.トロルダンス、スプリングレク/
ⅲ.新しい建物のガンガル―渡り鳥のポルス/ⅳ.新しい建物のガンガル―シリヤンのポルスカ/
ⅴ.間奏曲―静寂/ⅵ.終曲のロンド】
2. ダニエル・リード(1977-)(ジョーンズ:オーケストレーション):波紋
3. 伝承曲(ジョーンズ編曲):巡回裁判所行進曲
ダニエル・リード(ソプラノサックス、テナーサックス、バリトンサックス)
シャネット・エーリクソン(ヴァイオリン)、セルジオ・クリソストモ(ヴァイオリン)
エイドリアン・ジョーンズ(ヴィオラ)、アンナ・ヴァルグレーン(チェロ)
セッション録音:2015年2月/文化の家、イッテルイェーナ(スウェーデン)
★SACDハイブリッド盤。スウェーデン中部、ダーラナ地方は、スウェーデンの人たちの心の故郷であり、民謡の宝庫とも呼ばれます。このディスクは、フォークミュージックの音楽家、作曲家として活動するエイドリアン・ジョーンズ(1978–)とストックホルムのアカデミーで出会ったダニエル・リード(1977–)とのコラボレーションによるものです。ジョーンズは、ダーラナ地方、シリヤン湖を望むレクサンドに生まれました。ストックホルムの王立音楽アカデミーで修士号を取得し、ヤッラルフーン、ボウイング9といったグループに参加。さまざまなジャンルの音楽家と交流し、活動の幅を広げてきています。一方、リードはスウェーデン南東部の小さな村に生まれ、王立音楽アカデミーをはじめとする学校でクラシカル音楽、ジャズと、あらゆるジャンルの音楽を学び、在学中に興味を深めたフォークミュージックの分野に進出。フォークミュージックのジャンルにおけるサクソフォン奏者のパイオニアと呼ばれ、フリーランスのプレイヤー、ワールドミュージック・バンドのゴルバングのメンバー、妻とのデュオなど、精力的な活動を行っております。
★「新しい建築」は、ソプラノ、テナー、バリトンの3種類のサクソフォンが弦楽四重奏と共演する「室内楽形式のフォーク・サクソフォン協奏曲」です。ペルニッラ・ヴィルマンに捧げるポルスカの〈ペルニッラのポルスカ―新しい建物のワルツ〉、底抜け大騒ぎするトロルたちの〈トロルダンス〉、ガンガルとフィンスコーゲンのポルスに新しい衣装をまとわせた〈新しい建物のガンガル―渡り鳥のポルス〉、シリヤン湖の風景からインスピレーションを得た羊飼いのポルスカ〈新しい建物のガンガル―シリヤンのポルスカ〉、インスピレーションを与えてくれたモッテン・ハーグストレムへの感謝をこめた〈間奏曲―静寂〉、そして〈終曲のロンド〉。パートナーと踊る4分の3拍子の「ポルスカ」、ノルウェーとノルウェーの国境と接する地域で踊られるポルスカの一種「ポルス」と「スプリングレク(スプリングライク)」、4分の2拍子ないし8分の6拍子の「適度に穏やかな速度」のガンガル(歩き踊り)と、いずれもスウェーデンの人たちの生活の根付いた舞曲です。「新しい建築」の曲名は、ウプサラのエルブカーレビューに新しい教会の建築が進められていた時、フィドル弾きのビュス=カッレが、男たちの作業が終わるまでにフィドル曲をふたつ作ってみようかと賭けをし、そのときに生まれた一曲、ポルスカ「建築」に因んでつけられました。
★「波紋」は、ダニエルの妻、ヴァイオリニストのエマ・リードがツアーで留守にしていた、ある雨の日に生まれました。ピアノの側にひとり座り、外の水たまりに雨の雫の落ちる様子を窓から眺めていた……。「エマに寄せるワルツ」。ジョーンズがオーケストレーションを担当しています。
★「巡回裁判所行進曲」は、レクサンドの伝承曲による作品です。年に二回、レクサンドの町で開かれる巡回法廷は、厳粛な儀式であり、にぎやかな祝典……。ジョーンズによる編曲は、クニス・カール・アロンソンをはじめとするフィドル弾きが伝えてきた伝承曲の部分と、即興を加え自由に展開する部分から構成されています。