ノルウェーが生んだ2つの才能
ヘルステニウスとマトレが作曲した管弦楽を伴うヴァイオリン作品4篇
- アーティスト:ペーテル・ヘッレスタール
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2152
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- その他の製品情報:DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル
- 収録時間:70:08
ノルウェーが生んだ2つの才能
ヘルステニウスとマトレが作曲した管弦楽を伴うヴァイオリン作品4篇
ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):
1. 暗い部屋にある物体のように(2007 rev.2014)~管弦楽のための
2. 追悼(ヴァイオリン協奏曲第2番)(2012 rev.2013)~ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための
オルヤン・マトレ(1979-):
3. ヴァイオリン協奏曲(2014)~ヴァイオリンと管弦楽のための版
4. preSage(2013 rev.2015)~管弦楽のための
ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)、スタヴァンゲル交響楽団、ロルフ・グプタ(指揮)
セッション録音:①②2014年8月、③④2015年4月/スタヴァンゲル・コンサートホール(ノルウェー)
★SACDハイブリッド盤。このディスクはノルウェーのヴァイオリニスト、ペーテル・ヘッレスタールと作曲家でもあるロルフ・グプタ指揮のスタヴァンゲル交響楽団による新しいアルバムで、ノルウェー作曲家協会の Auroraレーベルが「ポートレート」アルバムを制作したヘンリク・ヘルステニウス(ACD 5047)とオルヤン・マトレ(ACD 5065)の作品が2曲ずつ収録されております。
★ヘルステニウスの《暗い部屋にある物体のように》は、異なる物体が異なる速度で回っているメリーゴーランドをイメージした作品です。一方、父「エーリク・ヘルステニウス(1930-2011)の思い出に捧げる」《追悼》は、ヘルステニウスがヘッレスタールのために作曲したヴァイオリン協奏曲第2番です。鮮やかでありながらも目立たない美しさと、もろいものの、力、音域、表現の幅が極めて広い音世界が特徴の音楽です。
★マトレのヴァイオリン協奏曲は、ヘッレスタールがノルウェー作曲家基金から支援を受け、委嘱した作品。紗のように繊細な倍音、長音で自由に動きまわる旋律線といった、ヘッレスタールの技巧と音域を念頭に置いて作曲されました。「ヴァイオリンとアンサンブル」と「ヴァイオリンと管弦楽」の2つの版のうち、ヘッレスタールが演奏する機会の多い管弦楽版で録音されました。最後の管弦楽のための《preSage》は、コンサートの始まりの「小品」としてオスロ・フィルハーモニックが委嘱した作品。メインプログラムに予定されたストラヴィンスキーの《春の祭典》の第1部のエピソード「長老(The Sage/Le Sage)」から素材を採り、それを曲名に反映した作品です(“preSage” = “Sage” の前」、“presage” =前兆)。
ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)
ペーテル・ヘッレスタール(1970-)は、ノルウェーのヴァイオリニスト。デュティユー、トマス・アデス、ノルウェーのアルネ・ヌールハイム、オラヴ・アントン・トンメセン、デンマークのペア・ヌアゴーたち、「今日」の作曲家の音楽をレパートリーに活動し、「客観的思考力と音の美しさ」や「きわだった精妙さと洗練」の音楽が高く評価されています。ウィーン放送交響楽団、オスロ、ベルゲン、ストックホルムのフィルハーモニック、タピオラ・シンフォニエッタ、アンサンブル・エルンスト、Bit 20といったオーケストラや現代音楽アンサンブルと共演。メルボルン、ベルゲン、リーソール、MAGMA2002ベルリンなどのフェスティヴェルに参加。スタヴァンゲル交響楽団と共演したヌールハイムのヴァイオリン音楽全作品(BIS 1212)とヌアゴーの2 つのヴァイオリン協奏曲(BIS 1872)、オスロ・フィルハーモニック共演のトンメセンの作品(BIS SA 1512)をBISレーベルに録音しています。楽器はG・B・グァダニーニ(1753年、ミラノ)。
ヘンリク・ヘルステニウス(作曲家)
ヘンリク・ヘルステニウスはオスロ大学で音楽学を専攻、ノルウェー音楽アカデミーでラッセ・トゥーレセンに作曲を学び、パリ音楽院でジェラール・グリゼーに師事しました。室内楽、管弦楽、エレクトロ=アクースティック音楽、オペラ、劇場とバレエのための音楽と、広いジャンルの作品を手がけ、最初のオペラ《セラ》(Aurora ACD 5024)が、エドヴァルド・グリーグの名に因むエドヴァルド賞を2000年に受賞しました。
オルヤン・マトレ(作曲家)
オルヤン・マトレはベルゲン生まれ。ノルウェー音楽アカデミーでビョルン・クルーセ、トゥーレセン、トンメセン、ヘルステニウスに作曲を学びました。クリスチャンサン交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスやオスロ・フィルハーモニックの「プロフィール作曲家」を務め、2012年、クラリネット協奏曲《Inside Out》(Aurora ACD 5065)でエドヴァルド賞のコンテンポラリー音楽部門作品賞を獲得しました。
ペーテル・ヘッレスタール
BIS SA-2572
ペーテル・ヘッレスタール、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団、クレマン・マオ=タカーチュ
BIS SA-2402
ペーテル・ヘッレスタール
BIS SA-2242
ペーテル・ヘッレスタール
BIS SA-2152