現代フィンランドの作曲家ふたりが
ファゴットのために書いた作品集
- アーティスト:ブラム・ファン・サムベーク、オッコ・カム
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2206
- ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound、マルチチャンネル
- 収録時間:76:12
現代フィンランドの作曲家ふたりが
ファゴットのために書いた作品集
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):
1. Mana(2013-14)(ファゴット協奏曲)
2. 森林地帯(2012)(ファゴット・ソロのための)
カレヴィ・アホ(1949-):
3. ソロV(1999)(ファゴットのための)
4. ファゴット協奏曲(2004)
ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)、ラハティ交響楽団、①オッコ・カム(指揮)、④ディーマ・スロボデニュク(指揮)
録音:①2015年1月、④2016年1月/シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)、
②③2015年11月/スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム)
★SACDハイブリッド盤。国際的にも知られる現代フィンランドの作曲家ふたりがファゴットのために書いた作品集。セバスチャン・ファーゲルルンドはシベリウス・アカデミーで学び、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲を中心に作曲してきました。声楽曲も手がけはじめ、2009年にオペラ《デーベルン》(BIS SA 1780)を発表しています。「とがったリズムに長くゆったり弧を描く旋律を組み合わせた、確固とした響きとゆたかな色彩」に特徴があり、モダニズムの厳格な手法に反対する立場をとっていると言われます。協奏曲は、彼が継続して手がけるジャンルのひとつ。クラリネット協奏曲(BIS SA 1707)、サクソフォン協奏曲(Jase)、ヴァイオリン協奏曲《光の中の闇》(BIS SA 2093)につづいて書かれたファゴット協奏曲は、スウェーデン語で「呼び起こす」、フィンランド語では「死と悪魔払い」を暗示、ポリネシアの文化圏では「目に見えない、超自然の力」を示すという「Mana」を曲名にとった、「緩-急-緩」の単一楽章の協奏曲。ヨーテボリ交響楽団とラハティ交響楽団とボルレッティ=ブイトーニ・トラストの共同委嘱による作品です。ファゴット・ソロのための《森林地帯》は、協奏曲に先立って書かれました。「神秘の領域」をイメージ。協奏曲と同じくブラム・ファン・サムベークが演奏することを想定した作品です。
★ブラム・ファン・サムベーク(1980-)はオランダの奏者。2002年から2011年までロッテルダム・フィルハーモニックの首席奏者を務め、2015年からはハーグの王立音楽院で教えながら、ロンドン交響楽団やヨーテボリ交響楽団をはじめとするオーケストラに首席奏者として客演しています。2011年にボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞を受賞、ニューヨークのリンカンセンター室内楽協会に参加しました。
★カレヴィ・アホのファゴット協奏曲は、ヘルシンキ・フィルハーモニックのソロ・ファゴット奏者のベンツェ・ボガーニのために書かれた作品です。〈アンダンテ〉〈ヴィヴァーチェ〉〈パッサカリア(アダージョ)エ・カデンツァ〉〈プレスト〉。《ソロ V》は、ラハティ交響楽団のソロ奏者ハッリ・アハマスのために作曲されました。ファゴットの最高音域から最低音域まで使った、劇的な性格の音楽です。
★2曲の協奏曲にはラハティ交響楽団が共演しました。アホの協奏曲は、オッコ・カムの後任として2016年から首席指揮者を務めるディーマ・スロボデニュクが指揮。スロボデニュクは、ロシア生まれ。シベリウス・アカデミーでセーゲルスタムとヨルマ・パヌラに学びました。ヨーテボリ交響楽団を指揮したファーゲルルンドの管弦楽作品集(BIS SA 1707)やトゥルク・フィルハーモニックとのマトヴェイェフのチェロ協奏曲とリンコラのピアノ協奏曲(ABCD 364)などの録音も高く評価されています。
ブラム・ファン・サムベーク
BIS SA-2637
ブラム・ファン・サムベーク
KKC-6569
ブラム・ファン・サムベーク、ヨリス・ルーロス、ブラム・ド・ローズ、クレメンス・ヴァン・デル・フィーン、マタイン・ヴィンク
BIS SA-2453
ブラム・ファン・サムベーク、オッコ・カム
BIS SA-2206