チェロ音楽の大いなる発展をたどる1枚
実力派ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンによる演奏
- アーティスト:ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマン
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2214
- ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- その他の製品情報:DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル
- 収録時間:70:11
チェロ音楽の大いなる発展をたどる1枚
実力派ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンによる演奏
「チェロ・ライジング」
ドメニコ・ガッリ(1649-97):無伴奏チェロのためのソナタ第3番
ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ(?1636-96):無伴奏チェロのためのリチェルカータ・デチーマ
ドメニコ・ガブリエリ(1659-90):チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):チェロと通奏低音のためのソナタ ニ長調 TWV41:D6
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 G.8、チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 G.4
ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマン(バロック・チェロ)
ビョルン・ガフヴァルト(チェンバロ)
カール・ニューリーン(バロック・ギター)
セッション録音:2015年6月/ダンデリード(スウェーデン)
★SACDハイブリッド盤。17世紀チェロ黎明期の作品から、チェロ音楽史におけるひとつの頂点を築いたボッケリーニまで、チェロ音楽の大いなる発展をたどる1枚。ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンは桐朋学園大学でモダン・チェロを学んだ後、ハーグ王立音楽院でバロック・チェロとヴィオラ・ダ・ガンバを学びました。ラ・プティット・バンド、バッハ・コレギウム・ジャパン、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラなどと共演し、ソリストとしても活躍する才能あふれる古楽奏者です。
★ガッリ、アントーニ、ガブリエリはチェロ音楽最初期の作品です。この時代の作品は調弦の音程も現在とは異なり、第1弦がgに合わされていました。ガブリエリの作品ではこの調弦の音色を生かした重音が聴けます。
★収録曲を順番に聴いていくと、ボッケリーニのソナタ2曲の歌の雄弁さと技術の革新的な高まりにとても驚かされます。変ロ長調ソナタの終楽章など本当に楽しい音楽で、ドローン風の重音や、高音域での速弾きの演奏効果が絶大です。楽器の限界をまったく感じさせない自在な音運びとスケールの大きさに魅了されます。