フランスの哲学者ミシェル・フーコーと彼の著作
『狂気の歴史』からインスピレーションを得たアルバム!
- アーティスト:カメラータ・ノルディカ
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2256
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- その他の製品情報:DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル
- 収録時間:60:33
フランスの哲学者ミシェル・フーコーと彼の著作
『狂気の歴史』からインスピレーションを得たアルバム!
響きと怒りの物語
・ホーコン・ステーネ(1977–):即興(《ホーランスダーレンの婚礼の歌》による)
・作者不詳:新・ベドラムの気違いトム*
・ビーバー(1644–1704):楽しいソナタ C.App.121 **
・ステーネ(:即興(《メルフースの太鼓連打》による)
・ビーバー:バッターリアC.61 ***
・ジョン・エクルズ(1668–1735):絶えず不安に苛まれ*
・ビーバー:描写的なソナタC.146 †
・パーセル(c.1659–1695):狂気のベスZ.370 *
・ステーネ:即興(《ガントレット》による)
・テレマン(1681–1767):組曲 ト長調《ドン・キホーテのブルレスカ》 TWV.55:G10
カメラータ・ノルディカ テリエ・トンネセン(ヴァイオリン†、指揮)、カーリン・ダールベリ(ソプラノ) *
トゥールビョーン・ヴェストマン(ニッケルハルパ) **/***
ラーシュ・ヘンリク・ユーハンセン(チェンバロ) ***
クヌート・ヨハンネセン(チェンバロ)(《バッターリア》をのぞく)
ホーコン・ステーネ(打楽器)
バラージュ・ソコライ・ドンゴー(フルート、タロガトー) **
フェレンツ・キシュ(ハンガリー3弦ヴィオラ、ガルドン) **
ミハーイ・フサール(コントラバス、バスドラム) **
ミケル・ケレム(語り) †
録音:2006年2月(楽しいソナタ)、2008年10月(バッターリア)、2012年1月(描写的なソナタ)、2015年1月(その他の曲)/
アルグツルム教会(エーランド、スウェーデン)
★SACDハイブリッド盤。スウェーデン南東部のスモーランド地方、オスカーシュハムンを本拠とする室内管弦楽団、カメラータ・ノルディカの新作。「白痴(はくち)のしゃべる物語だ、わめき立てる響きと怒りはすさまじいが、意味はなに一つありはしない」(小田島雄志 訳)。シェイクスピア『マクベス』の第5幕第5場、マクベスの台詞を引用したタイトルをつけた『響きと怒りの物語』は、フランスの哲学者ミシェル・フーコーと彼の著作『狂気の歴史』からインスピレーションを得て着想され、制作が進められました。プログラムは、スウェーデンのソプラノ、カーリン・ダールベリ(カーリン・ルーマン)がソロを歌う、王政復古時代イギリスの狂気の歌と、ビーバーとテレマンの作品です。ビーバーは3曲。ハンガリーのフォーク・トリオとスウェーデンのニッケルハルパの加わる《楽しいソナタ》、「フォーク」の要素をさらに強調したという《バッターリア》、ナイチンゲールとカッコウの鳴き声や、ソロヴァイオリンが軍楽隊の横笛と太鼓を模すという趣向の《描写的なソナタ》。テレマンは、スペインの騎士の「誇大妄想を完璧にとらえた」《ドン・キホーテのブルレスカ》が演奏されます。編曲は、《描写的なソナタ》がエストニアの作曲家ミケル・ケレム(1981–)、その他の作品は、カメラータ・ノルディカを率いるテリエ・トンネセン(1955–)が手がけました。アルバム全体の「劇」を強調するため冒頭と作品の間に挟まれる「太鼓ソロ」による3曲の《即興》を、ノルウェーの打楽器奏者、現代音楽アンサンブル “asamisimasa” にも参加するホーコン・ステーネが担当しています。