★SACDハイブリッド盤。スウェーデンの作曲家ロルフ・マッティンソン(1956–)の《オープン・マインド》や《エミリ・ディキンソンの詩による管弦楽歌曲集》などを収録した『予感』(BIS SA 2133)に続く作品集。ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団から2013年1月の新しいコンサートホールの落成のため委嘱された、ファンファーレ風の音楽に始まる《オープニング・サウンド》。《君を思う…》は、リサ・ラーションのためチューリヒ・トーンハレ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、オランダ・フィルハーモニック管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団、ヨーテボリ交響楽団が共同委嘱した、ゲーテ、リルケ、アイヒェンドルフの「愛」を共通テーマとする詩による歌曲集。コンサートのオープニングに演奏するためヨーテボリ交響楽団から委嘱された、エネルギッシュで劇的な小品《力わざ》。《永遠に向かって》は、マルメ交響楽団が新しい本拠地「マルメ・ライヴ」コンサートホールのオープニングのためマッティンソンに委嘱。スウェーデンの詩人カーリン・ブーイェの『その時』と『夜の深遠なチェロ』の2つの詩をテクストに作曲され、最初の詩の第2行 “In i evigheten”が曲名に採られています。この作品集のセッションにはエストニア出身の指揮者、パウル・マギ(1953–)が起用されました。王立スウェーデン音楽アカデミーの会員、2004年からウプサラ室内管弦楽団の芸術監督と首席指揮者を務めています。