『風は思いのままに吹く』

ノルウェー・ソリスト合唱団が創設以来、
重要なレパートリーにしている
アルフレード・ヤンソン(1937–)の
合唱のための作品集

  • アーティスト:グレーテ・ペーデシェン
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2341
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル
  • 収録時間:66:28

TRACK LIST

『風は思いのままに吹く(The Wind Blows)』


アルフレード・ヤンソン(1937–) 合唱のための音楽
①エバ・リンドクヴィストの3つの詩(1975–80)
【ⅰ.海辺に生まれた私たちは/ⅱ.浄化/ⅲ.私は家にいて道を知っている】
 ~混声合唱のための
②風は思いのままに吹く~混声合唱、ヴァイオリン、チェロとファゴットのための(2016)
③今は暮らしがとても楽しい時(1983)~混声合唱とピアノのための
④母なる小さな地球(1983)~混声合唱、ピアノとメロディカのための
⑤サラバンド(1995)~二重合唱、2つのホルン、2人の打楽器奏者、
オルガン、2つのヴァイオリン、2つのチェロのための
⑥ソネット76番(2000)~合唱、バリトン・ソロまたはシンギング・アクターのための
⑦建造(1963)~混声合唱と器楽のための【グンナル・エーリクソン(1936–)編】
⑧キーと美しいマダム・キー(1967)~混声合唱、ピアノとメロディカのための
⑨風よささやけ(1973)~混声合唱、ピアノメロディカのための
⑩夜想曲(1967)~二重合唱、2つのチェロ、ハープと2人の打楽器奏者のための


グレーテ・ペーデシェン(指揮)、ノルウェー・ソリスト合唱団、
アルフレード・ヤンソン(メロディカ即興、メロディカ)
エミーリエ・ヘルダール・リースハイム(ヴァイオリン)、
ヤン・クレメンス・カールセン(チェロ)、
エムブリーク・スネルテ(コントラフォルテ)、ヘルゲ・リーエン(ピアノ)、
ラーシュ・ノット・ビルケラン(オルガン)、
マリア・アンゲリカ・カールセン(ヴァイオリン)、
アンデシュ・クレグネス・ハンセン(打楽器)、オスロ・シンフォニエッタ団員
セッション録音:①2014年6月、②-④⑥-⑨2017年6月/
リース教会(オスロ)、⑤⑩2015年6月ソフィエンベルグ教会(オスロ)

★SACDハイブリッド盤。ノルウェー・ソリスト合唱団のBISアルバム第9作『風は思いのままに吹く』。ノルウェーの作曲家アルフレード・ヤンソンの作品のアンソロジーです。ヤンソン(1937–)は、ジャズとポピュラー・ミュージックのピアニスト、アコーディオン・プレーヤー、作曲家として活動しながらクラシカルのピアノを学び、ビョルン・フォンゴールとフィン・モッテンセンから音楽理論を教わりました。ヨーロッパ・アヴァンギャルド、後期ロマンティシズム、ジャズ、民俗音楽など、さまざまなジャンルからインスピレーションを得て、多様なスタイルの音楽を作りつづけています。ヤンソンの作曲の中心のひとつ、ヴォーカルのための作品は、ノルウェー・ソリスト合唱団も1950年の創設以来、重要なレパートリーにしています。初期のモダニスト・スタイルの作品から近作まで、創作の全段階から選ばれた合唱のための音楽。スウェーデンのニューストレムが《シンフォニア・デル・マーレ》や歌曲集《魂と風景》に使ったスウェーデンの女性詩人の詩をテクストにした《エバ・リンドクヴィストの3つの詩》。『ヨハネによる福音書』(第3章第8節)の一節をヤンソンが「事実上盗み」自由にアレンジしたテクストに作曲した《風は思いのままに吹く》。ノルウェーの作家アーリル・ニュークヴィスト(1937–2004)の詩による2つの曲、「……だってカラーテレビがあるもの」と戦争や飢餓でさえ美しく見せるメディアを皮肉たっぷりに謳った詩による《今は暮らしがとても楽しい時》と、思慮のない人類による破壊が止まない地球へ賛歌《母なる小さな地球》は、簡素なメロディで書かれています。《キーと美しいマダム・キー》は、ノルウェーの詩人ハーラル・スヴェードルプ(1923–1992)が、ベトナム戦争時代の政争を暗喩的に詠んだ詩がテクストです。エミリ・ディキンソンの『In this short Life(この短い人生の中で)』に作曲した《サラバンド》とシェイクスピアの《ソネット76番》(「Why is my verse sobarren of new pride(なぜ私の詩は誇れる新しさに欠けるのか)」)は、《風は思いのままに吹く》と同じく、ペーデシェンとノルウェー・ソリスト合唱団の委嘱で作曲されました。《建造》は、管弦楽のための《建造と賛美歌(Konstruksjon och Hymne/Construction and Hymn)》(1963)(Aurora NCD-B4941)を、ヨーテボリ室内合唱団の指揮者グンナル・エーリクソン Gunnar Eriksson が混声合唱と器楽のために書き直した作品。エーリクソンとヤンソンの共同作業は長く、エリーサベト・ヘルムードソン(1927–2017)の詩による《風よささやけ》もヨーテボリ室内合唱団のために書かれた作品です。ニーチェの『ツァラトゥストラはこう語った』の「ツァラトゥストラのラウンドレイ」による実験的な語法も交えたネオロマンティックな《夜想曲》は、ノルウェー・ソリスト合唱団の創設者ニューステットの指揮で録音(NCD-B4941)したあと、ペーデシェンが指揮してアルバム『夢と同じ糸で(As Dreams)』(BIS SA 2139)に録音しております。
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