『レウヴスタ・ブリュークの音楽秘宝第3集』

イーリン・ロムブの美しい歌唱にも注目。
スウェーデンの貴重楽譜コレクションから逸品を演奏する好企画第3弾!

  • アーティスト:イーリン・ロムブ、リバロック
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2354
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:5.0 Surround sound マルチチャンネル
  • 収録時間:61:18

TRACK LIST

『レウヴスタ・ブリュークの音楽秘宝 第3集』

①『スウェーデン賛美歌本(Den svenska psalmboken)』(1695)の5つの賛美歌
【ⅰ.あなたを信頼します、愛する主よ(Pådig jag hoppas, Herre kär)*/
ⅱ .キリストよ、あなたは私たちの贖い主(Jesu du är vår salighet)*/
ⅲ .天からの聖霊は(Ande ifrån ovan)*/
ⅳ . おお神よ、私たちの心は救われました(O Gud, det är en hjärtans tröst)/
ⅴ . かくも美しく甘美な(Så skön och ljuvlig är)】
② F・I・ド・ブーク(?–?):ソナタ第5番 ト短調
③コンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ(1691–1765):カンタータ第1番
④ヒンリク・フィリップ・ヨンセン(1716/17–1779):1757 年復活祭当日の教会音楽
(Kyrko-Musique på Påsk-Dagen 1757)
⑤ピエール=アレクサンドル・モンシニー(1729–1817):アリエッタ「どんなに微細なことにでも
(Jusque dans la moindre chose)」
⑥作者不詳:アリア「こよなく美しき太陽よ(Wacka sol)」*
⑦作者不詳:あなたを信頼します、愛する主よ(På dig jag hoppas, Herre kär)

イーリン・ロムブ(ソプラノ)
リバロック(Rebaroque)【マリア・リンダール(ヴァイオリン、芸術監督)、
エリーアス・ガメルゴード(ヴァイオリン)、ダニエル・ホルスト(チェロ)、
ユーナス・ドミニク(コントラバス)、ペーテル・ロンネルベリ(オルガン)】
編曲:ユーナス・ドミニク(*)
録音:2018年2月/ローヴスタブリューク教会(ローヴスタブリューク、スウェーデン)
制作・録音:ファビアン・フランク

★SACDハイブリッド盤。ストックホルムの北西、中世からの大学都市ウプサラに近いレウヴスタ・ブリューク(ローヴスタブリューク)は、17世紀から18世紀、鉄鋼業で栄えました。町の発展に貢献したひとり、ベルギー生まれの資本家ルイ・ド・イェールは楽譜マニアとしても知られ、その膨大な楽譜コレクションは音楽史の貴重な遺産とみなされてきました。このコレクションを「コンサート」スタイルのアルバムに作るBISレーベルのシリーズ。ドロットニングホルム・バロックアンサンブルとニルス=エーリク・スパルフによる第1集(BIS-1526)、第2集(BIS-1975)に続き、バロックアンサンブル「Rebaroque」とソプラノのイーリン・ロムブの共演した第3集がリリースされます。プログラムの最初は、町の教会や領主館で歌われた賛美歌を代表する5曲。アントワープのオルガニスト、ヨアネス・ド・ブークと同一人物だろうと推測されている生没年不詳のF・I・ド・ブークは、レウヴスタ・ブリュークのコレクションに2つのキーボード曲集の出版譜が所属されています。《クラヴィチェンバロまたはオルガンのための6つの組曲》の〈第5番 ト短調〉は4楽章の作品。オルガンによる演奏です。ドイツ生まれのコンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ(1691–1765)は、フレードリク一世の招きで1723年から1725年までスウェーデンに滞在しました。《独唱と通奏低音の2つのカンタータ》の第1番は、「あなたは去っていくのですか、愛しい人…どうぞ行ってください、恩知らずの人(Tu parti ido-lo mio?…Vanne ingrata)」と「だが、私は戸惑っています…ああ、私を憐れんでください(Mafol-le!…Deh! Muovetevi a pietà)」の2つのレチタティーヴォとアリアの作品です。ヒンリク(ヘンリク)・フィリップ・ヨンセン(1716/17–1779)もドイツ生まれ。1743年にスウェーデンに渡り、1779年、ストックホルムで没しました。《1757年復活祭当日の教会音楽》は、「グラーヴェ」「アレグロ」「信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら(Låt oss se på Jesum)」(「ヘブライ人への手紙」12章2節)「御救いを喜び歌う声が(Mansjunger med glädje om seger)」(「詩編118番」15節–18節)「退出の音楽(Till utgång)」の5曲です。ド・イェール家と同じ社会階級に属するフランスの作曲家ピエール=アレクサンドル・モンシニー(1729–1817)のコミックオペラ《On ne s’ avise jamais de tout》のアリエッタの後、手稿譜の残る作者不詳のアリアとアルバム最初の賛美歌「あなたを信頼します、愛する主よ」が歌われます。イーリン・ロムブは、スウェーデンの宮廷歌手。ストックホルム・オペラ大学在学中に王立スウェーデン歌劇場にデビュー。ベルリン、フランクフルト、オランダ、パリの歌劇場の舞台に立ち、各国のオーケストラと共演しています。モダン・バロックアンサンブル「Rebaroque」は、1998年にストックホルム・バロック管弦楽団として1998年に創設。マリア・リンダールがコンサートマスターと芸術監督を務め、聖ヤコブ室内合唱団やスウェーデン放送合唱団とのコラボレーションをはじめ、さまざまな活動と試みを行っています。

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