ニコス・スカルコッタス(1904-1949)【ヤニス・サンプロヴァラキス編】:
①シンフォニエッタ 変ロ長調(1948)
②ヴァイオリンとピアノと管弦楽のための協奏曲(1930)
③ヴァイオリンと室内オーケストラのための組曲(1929)
④「Digenés in his Last Agony」(1935)
⑤2つの行進曲と9つのギリシャ舞曲(1946-47)
★SACDハイブリッド盤。BISレーベルが力を注いで世界初録音に取り組んでいるシェーンベルク門下のギリシャの作曲家ニコス・スカルコッタス(1904-1949)。当ディスクにはヴァイオリンやピアノのソロが伴う協奏的管弦楽曲が収録されております。スカルコッタス自身がヴァイオリニストでもあったため、とりわけヴァイオリン作品には独特の面白さがありますが全作品共通して言えるのが、難技巧が要求されることです。
★また当録音で注目のひとつといえるのが「Digenés in his Last Agony」です。この作品には20世紀前半、ギリシャを代表する政治家エレフテリオス・ヴェニゼロスの肉声をデジタル編集し当作品に加えております。ギリシャの演奏家がスカルコッタスの作品を全身全霊で演奏しております。