マイケル・イースト:ヴィオールと声のための音楽
ヴィオール・ファン必聴!
チェリス・ヴィオール・コンソートが奏でる
マイケル・イーストのヴィオールと声のための音楽集
- アーティスト:フィエリ・コンソート、チェリーズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ
- レーベル:BIS
- 品番:BIS SA-2503
- ジャンル:
ジャンル
クラシック
音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル BIS ecopak
- 収録時間:71:14
TRACK LIST
『Amavi(私は愛した)- マイケル・イースト ヴィオールと声のための音楽 』
マイケル・イースト(1580–1648):
Desperavi(私は絶望した)
アンセム「ダビデは、アブサロムが殺されたと聞き(When David heard)」(『サムエル記下』)*/**
Peccavi(私は罪を犯しました)
わたしの罪に御顔を向けず(Turn thy face)(『詩編51番』)*/**
御救いの喜びを再びわたしに味わわせ(O give me the comfort of thy help again)(『詩編51番』)*/**
Vidi(私は見た)
マドリガル「Hence stars too dim of light(星の光が弱すぎて)」(作者不詳の詩)*
Penitet(私は飲んだ)
マドリガル「Farewell sweet wood s(さようなら優しい森)」(作者不詳の詩)*
Credidi(私は信じた)
O Lord of whom I do depend(おお主よ、あなたを信頼しています)(ジョン・マーカントの詩)*
Vixi(私は生きた)
Life tell me(人生よ教えてくれ)(イタリアの詩の作者不詳訳)*
Triumphavi(私は勝利した)
すべての民よ、手を打ち鳴らせ(O clap your hands)(『詩編47番』)*
神は歓呼の中を上られる(God is gone up)(『詩編47番』)*
Amavi(私は愛した)
マドリガル「When I lament(わたしが嘆くと)」(作者不詳の詩)*
ジル・ジャーマン(1959–):
Now are my thoughts at peace(心穏やかに思うこと)(サー・ヘンリー・ウォットンの詩)*
フィエリ・コンソート *
ハナ・イーリー
ルシンダ・コックス
ヘレン・チャールストン
ナンシー・コール
ジョッシュ・クーター
トム・ケリー
ベン・マッキー
チェリス・ヴィオール・コンソート
イブラヒム・アジズ(トレブル・ヴィオール)
アリソン・キンダー(トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール)
ケイト・コンウェイ(テナー・ヴィオール)
サム・スタドレン(テナー・ヴィオール、バス・ヴィオール)
ジェニファー・ブロック(バス・ヴィオール)
エミリ・アシュトン(テナー・ヴィオールß)**
[楽器:Treble viol: Kazuya Sato, Japan 2006/Treble viol: Robert Eyland, England 1988/Tenor viol: Michael Metcalfe, England 1984/Tenor viol: Kazuya Sato, Japan 2007/Tenor viol: Joe Lotito, England 2012/Bass viol: Jane Julier, England 2017/Bass viol: Renate Fink, Germany 2007]
セッション録音:2018年8月/ガートン・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イングランド)
制作:マシュー・ベネット
録音:デイヴ・ラウル(ローウェル)
★SACDハイブリッド盤。16世紀と17世紀初頭のイギリスでは、ヴィオールのコンソートがもてはやされ、作曲を手がけるイギリスの音楽家たちはこのレパートリーのための音楽を最優先に作曲していったと言われます。マイケル・イースト Michael East(c.1580–1648)も、そのひとりです。ケンブリッジ大学の音楽学士号を取得、イーリー大聖堂とスタフォードシャーのリッチフィールド大聖堂で作曲家、オルガニスト、聖歌隊指揮者として働きました。彼の作曲したヴィオールと声楽のための音楽は7巻の曲集として出版され、当時もっとも多く作品が出版された作曲家のひとりでした。代表作とされる『5声のファンタジー(ファンシー)』にアンセムとマドリガルをちりばめた構成によるイーストの作品集『Amavi(私は愛した) 』。プログラムの中心、〈Desperavi(私は絶望した)〉〈Peccavi(私は罪を犯しました)〉などラテン語の曲名がつけられた8曲の《5つのヴィオールのためのファンタジア(ファンシー)》は、この録音のちょうど400年前、1618年に出版された『第4巻』に収録され、極めて高い評価を受けました。声楽のためのアンセムとマドリガルは、同じ曲集と1610年のコレクションの曲が選ばれた他、トマス・モーリーが1601年に編纂した『オリアーナの勝利』に収録されたマドリガル「Hence stars too dim of light(星の光が弱すぎて)」が加えられています。
★「フィエリ・コンソート(Fieri Consort)」は、2012年の創設されたイギリスのヴォーカルグループです。16世紀と17世紀のイタリア音楽を主なレパートリーとし、アカペラ作品と古楽器をともなう作品を指揮者を置かずに歌います。2017年のヨーク・アーリーミュージック・フェスティヴァルで「ケンブリッジ賞」を受賞しました。「チェリス・ヴィオール・コンソート(Chelys Consort of Viols)」(チェリス・コンソート・オブ・ヴァイオルズ)は、イギリスを代表するプレーヤーを集めて結成されたアンサンブルです。BBC Radio 3 に出演。クリストファー・シンプソンのエアとディヴィジョンを演奏した『Ayres & Graces』(BIS-2153)ダウランドと彼の時代の作曲家の作品を集めた『心地よき憂鬱(A Pleasing Melancholy)』(BIS SA-2283)を BIS レーベルに録音しています。チェリスは、2019年、『心地よき憂鬱』で共演した「デーム・エマ・カークビー」の70歳誕生日を祝って開催されたウィグモア・ホールのコンサートにフィエリ・コンソートとともに出演しました。
★このアルバムの最後、イギリスの作曲家でジャズ・ピアニストのジル・ジャーマン Jill Jarman(1959–)が、マイケル・イーストと同時代の詩人サー・ヘンリー・ウォットン Sir Henry Wotton(1568–1639)をテクストに作曲した新作《Now are my thoughts at peace(心穏やかに思うこと)》が演奏されます。
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