★SACDハイブリッド盤。シンガポール人とマレーシア人の両親のもとオーストラリアに生まれ、現在ロンドンを拠点に活躍するポール・ウェーはなんとロンドン大手の法律事務所の現役弁護士の顔をもつ異色の天才ピアニスト!ザ・リーガル500では第一級弁護士としてランク付けされる敏腕弁護士です。そんなキャリアをもつウェーですが現役ピアニストとしても確かな評価を集めております。
★4歳でピアノをはじめたウェーは12歳の時にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでデビュー・コンサートを開くなど神童として注目を集めました。その後、ニューヨークのマンハッタン音楽学校にてニーナ・スヴェトラノワに師事し研鑽を積むも、ピアニストだけではなく弁護士も目指し、ロンドンの名門オックスフォード大学法学部で法律を学び、現在のキャリアを築いております。
★ウェーの才能に惚れ込んだBISレーベルが録音を実現しました。その第1弾となったアルカンの「短調による12の練習曲 Op.39より」(BIS SA 2465)では度肝を抜く超絶技巧を披露。技巧だけに走ることなく情感豊かな演奏で聴き手を虜にしました。期待の第2弾ではロマン派時代に活躍したスイスの出身のピアニスト、作曲家のジギスモント・タールベルク(1812-1871)のピアノ作品を録音しました。タールベルクはリストやショパンと並ぶピアノの名手として活躍した逸材。作曲の才にも恵まれ、生涯ピアノ作品はもちろんのこと、歌劇、声楽曲、室内楽曲などを残しました。ここに収録された「ピアノに応用された歌の技法 Op.70」は全4巻26曲からなるピアノ独奏作品集で、モーツァルト、ベッリーニ、ウェーバー、ロッシーニなどのオペラ・アリアをもとにピアノ編曲したユニークな曲集です。全曲での録音が少ないこの作品集を名手ウェーが手掛けたことにより光り輝いた演奏を聴くことができます。
トレイラーはこちら→
https://m.youtube.com/watch?v=MDDvKfdTSHQ