ミッシー・マッツォーリ:「暗く明るすぎる」

注目の米作曲家ミッシー・マッツォーリの作品集

  • アーティスト:ペーテル・ヘッレスタール
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2572
  • ジャンル: ジャンル クラシック 協奏曲 室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル BIS ecopak
  • 収録時間:66:22

TRACK LIST

ミッシー・マッツォーリ(1980–):
●Dark with Excessive Bright(暗く明るすぎる)(2021)(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲)*
●Sinfonia (for Orbiting Spheres)(シンフォニア(軌道を周る天体のための))(2013)**
●These Worlds in Us(われらのうちにある世界)(2006)**
●Orpheus Undone(破滅したオルフェウス)(2021)**
 Part 1: Behold the Machine, O Death(見よ機械を、死神よ)
 Part 2: We of Violence, We Endure(われら暴力の、われら耐え忍ぶ)
●Vespers for Violin(ヴァイオリンのための晩祷)(2014)(ソロ・ヴァイオリンとエレクトロニック・サウンドトラックのための)***
●Dark with Excessive Bright(暗く明るすぎる)(2021)(ソロ・ヴァイオリンと弦楽五重奏のための編曲)†

ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)*/***/†
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 *
ジェームズ・ガフィガン(指揮)*
アークティック・フィルハーモニック **
ティム・ワイス(指揮)**/†
アークティック・フィルハーモニック団員【オガネス・ギルニヤン(第1ヴァイオリン)、オイヴィン・メフース(第2ヴァイオリン)、ナターリャ・ギルニヤン(ヴィオラ)、メアリー・オナー(チェロ)、イングリ・マリーア・メフース(コントラバス)】 †
録音:2021年6月4日/グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)*、2022年3月/ストルメン・コンサートホール(ボードー、ノルウェー)
制作:ヨルン・ペーデシェン *、ハンス・キプファー
録音エンジニア:グンナル・ヘルライフ・ニルセン *、ホーカン・エークマン
★SACDハイブリッド盤。アメリカの作曲家ミッシー・マッツォーリ Missy Mazzoli は、「黙示録的イマジネーション」(アレックス・ロス「The New Yorker」)と称賛され、インディロックの感覚とクラシカル音楽の流儀の混ざり合った精巧で神秘的なサウンド・ワールドの作品を作りつづけています。このアルバムには、アルネ・ヌールハイム、カイヤ・サーリアホ、ペア・ヌアゴーたちの音楽の「チャンピオン」として活動するノルウェーのヴァイオリニスト、ペーテル・ヘッレスタール Peter Herresthal(1970–)のための「協奏曲」を中心に彼女の管弦楽曲とソロ曲が収録されています。
★《Dark with Excessive Bright》(暗く明るすぎる)は、オーストラリア室内管弦楽団とロンドンのオーロラ・オーケストラの委嘱で書いた「コントラバス協奏曲」をヘッレスタールの依頼で改作した作品です。曲名は、ミルトンの『失楽園』からとられました。「視力を奪われた者が神の衣を語ったシュールで刺激的な言葉が、ぼんやりとした、胸の張り裂けるような弦の響きにぴったり」(マッツォーリ)。「ソロ・ヴァイオリンと弦楽五重奏のための編曲」は、ヘッレスタール、アークティック・フィルハーモニックの指揮者ティム・ワイス Tim Weiss とオーバリン音楽院の共同委嘱で行われました。
★《Vespers for Violin》(ヴァイオリンのための晩祷)は、《Vespers for a New Dark Age》(新たな暗黒の時代のための晩祷)を作り直したという作品です。ソロ・ヴァイオリンと、キーボード、古オルガン、声と弦楽器の「サンプリング」を「エレクトロニクス」処理した録音が共演。2014年に初演され、2019年のグラミー賞「コンテンポラリー・クラシカル作曲部門」にノミネートされています。
★《Sinfonia (for Orbiting Spheres)》(シンフォニア(軌道を周る天体のための))は、「より大きな軌道の中で互いに巻きつくロココループの集合体」太陽系の形をした音楽。曲名は、楽曲の種類の「シンフォニア」と「ハーディ・ガーディ」を表す古いイタリアの用語の二重の意味を示しています。ロサンジェルス・フィルハーモニックの委嘱で作曲され、その後、ボールダー・フィルハーモニックのために改訂が行われました。
★《These Worlds in Us》(われらのうちにある世界)の曲名は、第二次世界大戦で戦死した父に思いを巡らせたジェームズ・テートの詩『The Lost Pilot』からとられました。「音楽は、ひとつの音やジェスチャーだけで痛みと幸せの感情を移すことができるという考えが好き」(マッツォーリ)。ベトナム戦争に従軍した、彼女の父に捧げられた作品です。
★《Orpheus Undone》(破滅したオルフェウス)は、「エウリディーチェの死を知った直後のオルフェウスの生の一瞬を16分の静止画」。〈Behold the Machine, O Death〉(見よ機械を、死神よ)と〈We of Violence, We Endure〉(われら暴力の、われら耐え忍ぶ)と、リルケの『オルフェウスへのソネット』の句をつけた2つの部分がつづけて演奏されます。マッツォーリがコンポーザー・イン・レジデンスを務めていたシカゴ交響楽団の委嘱で作曲されました。
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