『わが人生の終わり(End of My Days)』

名ソプラノ、ルビー・ヒューズがコロナ禍、困難な時代への希望のメッセージを歌と弦楽四重奏で表現!

  • アーティスト:ルビー・ヒューズ、マンチェスター・コレクティヴ
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2628
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル BIS ecopak
  • 収録時間:66:30

TRACK LIST

『わが人生の終わり(End of My Days)』

●ブライアン・エライアス(1948-):「緑の谷で会おう(Meet Me in the Green Glen)」~ソロ・ヴォイスのための(2009)(ジョン・クレアの詩)
●キャロライン・ショー(1982-):「バレンシア(Valencia)」~弦楽四重奏のための(2012)
●レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):「牧場にそって(Along the Field)」(1927)(A・E・ハウスマンの詩)
●ジョン・タヴナー(1944-2013):《アフマートヴァ歌曲集(Akhmatova Songs)》(1993)(アンナ・アフマートヴァの詩)から「ダンテ(Dante)」、「ボリス・パステルナーク(Boris Pasternak)」、「クプレ(Couplet)」
●ジョン・ダウランド(c.1563-1626)(デイヴィッド・ブルース(1970-)編曲):2つのダウランドの哀歌(2011)【「行け、透き通った涙よ(Go Crystal Tears)」、「あふれよ、わが涙(Flow My Tears)」】(作者不詳の詩)
●伝承曲(ドナルド・グラント編曲):「Da Day Dawn(一日の夜明け)」~弦楽四重奏のための
●モーリス・ラヴェル(1875-1937)(サイモン・パーキン(1956-)編曲):《2つのヘブライの歌(Deux mélodies hébraïques)》から「カッディーシュ(Kaddisch)」(1914)(伝承詩)
●エロリン・ウォレン(1958-):「わが人生の終わり(End of My Days)」(1994)(エロリン・ウォレンの詩)
●クロード・ドビュッシー(1862-1918)(ジェイク・ヘギー(1961–)編曲):《ビリティスの3つの歌(Trois chansons de Bilitis)》 FL 97(1897)【「パンの笛(La flûte de Pan)」、「髪(La chevelure)」、「ナイアードの墓(Le tombeau des naïades)」】(ピエール・ルイスの詩)
●グスタフ・マーラー(1860-1911)(マンチェスター・コレクティヴ編曲):《子供の不思議な角笛(Des Knaben Wunderhorn)》(1888-94)から「原光(Urlicht)」(作者不詳の詩)
●デボラ・プリチャード(1977-):平和(Peace)(『ヨハネによる福音書』(キング・ジェームズ版)14章27節)

ルビー・ヒューズ(ソプラノ)
マンチェスター・コレクティヴ【ラキ・シング(第1ヴァイオリン)、ドナルド・グラント(第2ヴァイオリン)、ルース・ギブソン(ヴィオラ)、マリー・ビトロク(チェロ)】
録音:2022年1月11~13日/ストラーホール(マンチェスター、イングランド)
制作:マシュー・ベネット
録音エンジニア:デーヴ・ロウウェル
★SACDハイブリッド盤。イギリスのソプラノ歌手ルビー・ヒューズは『愛と喪失のヒロインたち』(BIS SA-2248)、『クリュタイムネストラ』(BIS SA-2408)、『エコー』(BIS SA-2568)と3枚のリサイタル・アルバムをリリースしてきました。新作の『わが人生の終わり(End of My Days)』もこれまでと同じく「コンセプト」をもつアルバムとして作られています。「ビリティスの旅が、ほんとうに興味深い」とルビー・ヒューズが言うドビュッシーの《ビリティスの3つの歌》、ラヴェルの《2つのヘブライの歌》から追悼の歌〈カッディーシュ〉、マーラーが『復活』交響曲の楽章にした《原光》……「死ぬと何が起こるか?」(ヒューズ)と、よく知られ親しまれている歌が「死と生、無言と途絶、愛と希望」をテーマにした文脈の中でどう息づくか。
★アルバムのインスピレーションは、2020年の春、マンチェスター・コレクティヴとの初めてのコラボレーションが決まったことから生まれたといいます。COVID-19パンデミックのロックダウン下、限りある生命や孤立という問題をつきつけられた人々を支えるため、アーティストとして何ができるか。後悔することなく死を受け入れる生を謳う自作の詩にエロリン・ウォレンが作曲した《End of My Days(わが人生の終わり)》が、タイトルにとられました。
★ブライアン・エライアスが、ノースハンプトンの精神病院に送られたジョン・クレア(1793-1864)の自然詩に作曲した《緑の谷で会おう》。アルフレッド・エドワード・ハウスマンの『シュロプシャーの若者(A Shropshire Lad)』の詩によるヴォーン・ウィリアムズの《牧場にそって》。正教の精神性に惹かれていたというジョン・タヴナーが、ソ連の反体制詩人アンナ・アフマートヴァ(1889-1966)の詩をテクストに使った歌曲集から〈ダンテ〉〈ボリス・パステルナーク〉と短い〈クプレ〉。ダウランドのリュート伴奏の歌曲をイギリスの作曲家デイヴィッド・ブルースが、「声と弦楽四重奏」のために編曲した〈行け、透き通った涙よ〉と〈あふれよ、わが涙〉。「わたしは、平和をあなたがたに残し……」という『ヨハネによる福音書』の一節を使い、ヒューズとマンチェスター・コレクティヴの委嘱で作曲されましたデボラ・プリチャードの《平和》。
★「オレンジを食べる感覚」を曲にしたキャロライン・ショーの《バレンシア》と北ヨーロッパ最古の現存するメロディのひとつとされるシェトランド民謡の《一日の夜明け(Da Day Dawn)》の2つの弦楽四重奏の曲が間奏として挟まれます。
★弦楽四重奏団「マンチェスター・コレクティヴ Manchester Collective」は、2016年、アダム・サボ(CEO 芸術監督)とラキ・シング(音楽監督、第1ヴァイオリン)により結成されました。ドナルド・グラントの第2ヴァイオリン、ルース・ギブソンのヴィオラ、マリー・ビトロクのチェロ。実験的なプログラムと多彩なジャンルのアーティストとのコラボレーションで知られるグループです。
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