ジュロ・ジヴコヴィッチ:『愛の砦』

神秘主義と超越の現代的表現。
ノルボッテンNEOがジュロ・ジヴコヴィッチの3作を録音!

  • アーティスト:ノルボッテンNEO、フレードリク・ビューシュテット
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2685
  • ジャンル: ジャンル クラシック 管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル BIS ecopak
  • 収録時間:51:37

TRACK LIST

ジュロ・ジヴコヴィッチ:『愛の砦』 

ジュロ・ジヴコヴィッチ(1975-):
①『愛の砦(Citadel of Love)』~室内アンサンブルのための(2019-20)
 「祈り(Invocation)」 「深き淵より(De profundis)」 「喜べ、おおミカエル!(Rejoice, o Michael!)」
 「安らぎを、すべてのものに(Peace, Bring Unto All)」
②『じっくり考えよう… II(I Shall Contemplate…II)~ヴィオラと室内アンサンブルのための(2011/2019)
③『夜の音楽(Night Musi)』~フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための(2014)
 「やつれの詩曲(Poème languide)」 「やつれの舞曲(Danse languide)」
 「ニュアンス(Nuances)」 「アルバムの綴り 第1(Feuillet d’album n°1)」
 「アルバムの綴り 第2(Feuillet d’album n°2)」 「詩曲(Poème)」

ノルボッテンNEO
 サラ・ハンマシュトレム(フルート)
 ローベット・エーク(クラリネット)
 ダニエル・ザウアー(打楽器、ウォータフォーン、テルミン)①②
 モッテン・ランドストレム(ピアノ)
 セシリア・シリアクス(ヴァイオリン、プサルタリー)
 マルコ・フーシ(ヴィオラ)①
 ニコライ・シュガエフ(チェロ、ウォータフォーン)①
 マッツ・オーロフソン(チェロ)②③

リーカ・レポ(ヴィオラ、声)②
フレードリク・ビューシュテット(指揮)
録音:①2021年11月17&18日、②③2022年2月25&26日/スタジオ・アクースティクム、ピーテオー、スウェーデン
★SACDハイブリッド盤。セルビア系スウェーデンの作曲家ジュロ・ジヴコヴィッチは、ベルグラードで生まれ、2000年からストックホルムに住み活動しています。中央ヨーロッパの音世界と強いつながりをもちながら、自身の信仰に基づくインスピレーションと芸術的動機づけを尊重する作品を発表してきました。J.S.バッハやブルックナー、20世紀のソフィヤ・グバイドゥーリナ、オリヴィエ・メシアン、武満徹といった作曲家と同様、神秘性、信仰、信念を重視することが、彼の芸術と創作と切り離せないと言われています。フォークロアとビザンティン聖歌への早くからの関心を基に開発した「古代モード(Ancient Mode)」と呼ぶ、音階、和声、コード進行、声部連結(ヴォイス・リーディング)に関連する作曲技法を開発。自身の音楽語法として使っています。
★2007年に設立された「ノルボッテンNEO(Norrbotten NEO)」の『アンデシュ・エリーアソンの室内楽作品』(BIS SA-2270)とクラス・トシュテンソンの『Lantern Lectures(ランタン・レクチャー)』(BIS SA-2516)につづく新しいアルバムでは、ジヴコヴィッチの「特徴的」な作品が3曲、演奏されます。
★《Citadel of Love(愛の砦)》は、11世紀ギリシャの修道士ニキタス・スティタトス Nikitas Stithatos の同名の著作からインスピレーションを得て、「魂の道」をコンセプトに作曲されました。「Fluid, with watchfull-ness(流れるように、用心深く(Fluid, with watchfullness)」の〈Invocation(祈り)〉、「With Peace(安らかに)」の〈De profundis(深き淵より)〉、「Toccatoso」の〈Rejoice, o Michael!(喜べ、おおミカエル!)〉、〈Peace, Bring Unto All(安らぎを、すべてのものに)〉の4楽章。ウォータフォーン、テルミン、テナー・プサルタリー、金床とハンマー、大小の鐘、ゴング、木管楽器、さらには語りと歌と、多彩なオーケストレーションによる作品です。
★《I Shall Contemplate…II(じっくり考えよう… II)》は、5世紀ビザンティウムの神学者、偽ディオニュシオス・ホ・アレオパギテー Pseudo-Dionysius the Areopagite をテクストにした2011年の「声とアンサンブル」の曲を「ヴィオラと室内アンサンブル」版に改訂した作品です。「Every-Thing Is Possible if it dwells in the Spirit(魂のうちにあるなら、あらゆることが可能だ)」と楽譜に書かれ、残されたテクストの一部がヴィオラのソリストによって語られます。
★《Night Music(夜の音楽)》は、神秘的なスクリャービンの6つのピアノ曲を素材に使い、独自の発想と技巧的な器楽書法でつくった「きわめておもしろいクロスオーバー」作品です。
★ノルボッテンNEOを指揮するフレードリク・ビューシュテット(1972-)は、ヨルマ・パヌラに指揮を学び、ダニエル・ハーディング、ステファン・ソリヨム、ユッカ=ペッカ・サラステにも教わりました。スウェーデンと北欧諸国、ヨーロッパのオーケストラとオペラで指揮。若い指揮者に贈られる王立スウェーデン歌劇場のシクステン・エールリング賞と、王立スウェーデン音楽アカデミーのヘルベルト・ブロムシュテット奨学金を受賞しています。
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