『喜びと非対称』~ラウタヴァーラ&アホ:合唱曲集

ラウタヴァーラ、カレヴィ・アホの多様なスタイルの合唱曲集!

  • アーティスト:ヘルシンキ室内合唱団&ニルス・シュヴェケンディーク
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2692
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD 5.0 Surround sound マルチチャンネル BIS ecopak
  • 収録時間:68:27

TRACK LIST

『喜びと非対称』

●エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016):第一の悲歌(Die erste Elegie)(1993)*
●カレヴィ・アホ(1949-):マウラーナー・ルーミーの3つの詩(Kolme laulua Mawlana Rumin ruhoihin)(2010)(混声合唱と打楽器のための)(フィンランド語詩:ヤーコ・ハメーン=アンッティラ)**
  家路に(Kotiin!)(ガザル 2345)
  あなただけを(Yksin sinä)(ガザル 1521)
  死ぬ!(Kuolkaa!)(ガザル 636)
●ラウタヴァーラ:わたしたちの愛(Unsere Liebe)(2010)
 わたしの愛は(Meine Liebe)
 そして、夜に(Dann, in jener Nacht)
 手紙(Der Brief)
 ささやき(Flüstern)
●アホ:喜びと非対称(Ilo ja epäsymmetria)(1996)***
  Kuljin nuoralla(あぶない橋を渡ってきた)
  Aina olin(わたしが歩んでいるといつも)
  Suupielessä naurun hiljainen aihe(かすかな笑いが口元に)
  Sateen syksyt(雨降りの秋)
  Tuoli seisoi(椅子があったから)
  Kirkkaudessa(明るいところから出て)
  Seison tuulessa(風の中に立ち)
●ラウタヴァーラ:アヴェ・マリア(Ave Maria, gratia plena)(しあわせなかたマリア、恵みあふれるマリア)
(1957/2012)(混声合唱のための)
●ラウタヴァーラ:人生の書(Elämän kirja)(1972/2012)(混声合唱のための)†
 ???幼年時代(Kindheit)
  恋する女(L’Amoureuse)
  わが放浪(Ma bohème)
  希望は羽をまとった姿で(Hope Is the Thing with Feathers)
  準備はいいか?(Are You Ready?)
  貧しき者の死(La mort des pauvres)
  高まりゆく年の中で(Es lacht in dem steigendem Jar)
  ぼく自身の歌(Song of Myself)

ヘルシンキ室内合唱団
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
リンネア・スンフェール・キャサリ(ソプラノ)*/**
トーヴェ・ユープシェーバカ(ソプラノ)*
エイラ・カールソン(アルト)*
ペッテリ・キッポ(打楽器)**
メリ・メッツォマキ(ソプラノ)***
マッツ・リルハンヌス(テノール)†
マルッティ・アンッティラ(テノール)†
シルック・リンタマキ(ソプラノ)†
録音:2021年6月4-5日/ヤルヴェンパー教会、2002年2月13-14日/メイラハティ教会(メイラハティ)(喜びと非対称)、2019年8月9日 ヤルヴェンパー教会(ヤルヴェンパー、フィンランド)(人生の書)
制作:セッポ・シーララ、ハンス・キプファー(喜びと非対称)、マリオン・シュヴェーベル(人生の書)
録音エンジニア:エンノ・マエメツ、ハンス・キプファー(喜びと非対称)、マリオン・シュヴェーベル(人生の書)
★SACDハイブリッド盤。ヘルシンキ室内合唱団と芸術監督ニルス・シュヴェケンディーク、カイヤ・サーリアホの70歳の誕生日を祝うコンサート・シリーズ「カイヤ・サーリアホ 70」に参加。このときのコンサートで歌った作品によるアルバム『Reconnaissance』(BIS SA-2662)が、2024年「グラミー賞」の最優秀合唱パフォーマンスに選ばれました。
★『喜びと非対称』をタイトルにした新しいアルバムでは、ラウタヴァーラとカレヴィ・アホという、師弟関係にあるふたりの多様なスタイルの作品によるプログラムが組まれています。
★ラウタヴァーラの《第一の悲歌》は、ヨーロッパ合唱協会の「ヨーロッパ・カンタート・フェスティヴァル」の委嘱で作曲され、合唱団の低声部の深い響きが試されるなど、高度の技巧の求められる作品です。ライナー・マリア・リルケの連作詩『ドゥイノの悲歌』の最初の詩がテクストに使われています。《わたしたちの愛》は、ラッシ・ヌンミ(1928-2012)の詩によるイングリット・シェルバッハ=コプラ(1935-)のドイツ語詩をテクストにした女声4部の曲集《Wenn sich die Welt auftut(世界が降伏するとき)》(1996)から第1曲を除く4曲を混声合唱曲に編曲した作品です。
★《アヴェ・マリア》(しあわせなかたマリア、恵みあふれるマリア)は、ラウタヴァーラの1950年代を代表する合唱曲のひとつ、1957年の十二音技法による美しい男声合唱曲の混声合唱版です。《人生の書》は、1972年に作曲したヘルシンキ大学男声合唱団のための作品による曲集です。オリジナルの曲集からリルケ、ポール・エリュアール、アルチュール・ランボー、エミリ・ディキンソン、ジェームズ・ブロートン、ウォルト・ホイットマンの詩による6曲を選び、1978年の男声合唱曲《4つのセレナード》のシャルル・ボードレールとシュテファン・ゲオルゲの詩に作曲した2曲を追加。混声合唱用に編曲されました。
★カレヴィ・アホの《マウラーナー・ルーミーの3つの詩》は、ペルシャの神秘主義詩人マウラーナー・ルーミー(ジャラール・アル=ディン・ルーミー)(1207-1273)の抒情詩(ガザル)をヤーコ・ハメーン=アンッティラ(1963-2023)がフィンランド語に訳した詩に作曲。1996年の《喜びと非対称》は、フィンランド放送協会の委嘱で作曲された作品です。カレヴィ・アホの好む「同時代フィンランド文学」のレパートリーから、第二次世界大戦後のフィンランド・モダニズムの中心的詩人のひとり、ミルッカ・レコラ(1931-2014)の同名詩集から7つの詩を採り、音楽と緊密に関連づけて作曲されました。
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