Piano Tales

イタリア注目若手ピアニスト、エンリコ・ザニシの至高のソロ
クラシック的表現とジャズ的即興の美しい融合
録音はステファノ・アメリオ-ECMファンにもお薦めの一作品

  • アーティスト:Enrico Zanisi
  • レーベル:CAM JAZZ
  • 品番:CAMJ-7896
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Enrico Zanisi / Piano Tales


1. Ouverture

2. Uma Historia

3. Mirage

4. Cut It Out

5. Mà

6. Palabras

7. Stairs

8. No Truth

9. Morse

10. Spring Can Really Hang You Up The Most

11. O Du Mein Holder Abendstern

All music by Enrico Zanisi

except tracks #10 Fran Landesman - Tommy Wolf #11 Richard Wagner


メンバー:Enrico Zanisi (p) solo


★1990年、ローマ生まれのピアニスト、エンリコ・ザニシの感性が光る一枚!

★2007年わずか17歳でマッシモ・アーバニ・アワーズを受賞し、2012年にはイタリアが誇る名ジャズ誌“Musica Jazz”の最優秀新人賞にあたるTop Jazz/Giovane Talentoを受賞。同世代アーティストとの活動はもちろん、イタリアが誇るベテラン・ベーシスト、ジョバンニ・トマーソのグループに迎えられるなど、その存在は、今最も注目を集める若手イタリア人ピアニストといってもいいでしょう。

★12歳の時には最初のロックバンドを結成したのだとか。直近の作品『Keywords』では、バッド・プラスを彷彿とさせるような所もありそのロック好きだった面を発揮した模様。しかし、ルーツは、クラシック。もともと、父親からの影響もあって幼少の頃からクラシックのレッスンを受けてきたとのこと。本作では、その路線を引き継ぎ、深めた印象です。

☆もっとも、『Keywords』のラスト・ナンバーもシューマンのトロイメライ。その美しさに驚いたファンも多かったようですが、本作はソロとなって、ピアニストとしての繊細さが全面に出た作品になりました。

☆対位法を大きく取り入れたバロック的な表現、ロマン派的な美しさと、ジャズ的な即興が自然に混ざり合い、織りなしていく音の世界は、まさに、クラシックを土台にしたアーティストだからこその表現。しかし、驚くのは、イタリア人らしいメロディ・センスはもちろん、そのハーモニー・センスや、豊かなニュアンスで、曲のもつ世界がハッとするような驚きにも満ちて表現されるところでもあります。

☆教会の荘厳な祈りに満ちたような演奏あり、ブラッド・メルドウのメランコリックな世界に通じる表現あり、そんな地上のもろもろに降りそそぎ、つつみ込むようなむ天上からの優しい光を感じさせる音楽あり・・・。

★オリジナル9曲に加え、数々のジャズ・シンガーに愛唱されてきたスタンダードM10、そして、ワーグナーのM11。しかし、作品の世界観は一つ。20代も半ばのアーティストの表現とは思えない懐深さも魅力です。

★録音は、ECM第3のスタジオ、アルテスオーノ、エンジニアはステファノ・アメリオ、マスタリングはダニーロ・ロッシという黄金のコンビ。ECMのファンの方にもお薦めのソロ作品です。


8052405141897

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