14歳でデビューしたアレッサンドロ･ランツォーニが今作ではソロに挑戦！
進化する若き才能に注目！！
Alessandro Lanzoni / Diversions
1. Traces Of Life (Alessandro Lanzoni)
2. Unexpected Error (Alessandro Lanzoni)
3. Invisible Epidemy (Alessandro Lanzoni)
4. Diversions (Alessandro Lanzoni)
5. Room Of Definitive Affections (Alessandro Lanzoni)
6. Composition (Alessandro Lanzoni)
7. Nocturne N. 8 (Lowell Liebermann)
8. Xenya (Alessandro Lanzoni)
9. Awkward Invasions (Alessandro Lanzoni)
10. Pleasant Time (Alessandro Lanzoni)
11. All The Things You Are (O. Hammerstein, J. Kern)
メンバー： Alessandro Lanzoni (piano, cello)
◆14歳にしてPhilologyからデビュー。イタリアが誇る名ドラマー、ロベルト･ガットーのグループで活躍するピアニスト、アレッサンドロ･ランツォーニのCAM JAZZ 第3作。第1作『Dark Flavour』はピアノ･トリオ、第2作『Seldom』はトランペットが加わったカルテットであったが、今回はピアノ･ソロに挑戦している。
◆1作目はモダンでモンク･ライクな力強い演奏であったが、2作目では抒情的な一面を見せ、今作ではそれが更に磨かれている。
トリオでスウィングするプレイとは違い、クラシカルにテンポを揺らす歌い回しはソロならではの表現で、キース･ジャレットの『ケルン･コンサート』を思い起こさせる。
◇7曲目“Nocturne N.8”はアメリカの現役クラシック作曲家、ローウェル・リーバーマンによるもので、この選曲からも新たな意気込みが感じられる。また、8曲目“Xenya”ではチェロを弾くなど、マルチな才能を見せる。
◆若くして注目されたランツォーニだが、それは若かったからではない。彼は今後も進化し続けるだろう。
