LSOコンサートマスターのニコリッチが
ショスタコーヴィチの交響曲に挑戦
- アーティスト:ゴルダン・ニコリッチ
- レーベル:CHALLENGE CLASSICS
- 品番:CC-72654
- ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- 収録時間:55:13
LSOコンサートマスターのニコリッチが
ショスタコーヴィチの交響曲に挑戦
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」Op.135
ガル・ジェイムズ(Sop)、トーマス・オリーマンス(Br)
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)オランダ室内管弦楽団
【ロシア語歌唱】
[ 録音:2013年1月18、19日/tlJコンセルトヘボウ(アムステルダム)]
★SACDハイブリッド盤。LSOのコンサートマスターとしてカリスマ的存在感を示していたニコリッチ。イブラギモヴァの師としても知られる名ヴァイオリニストの彼が、2004年以来音楽監督を務めるオランダ室内管弦楽団とショスタコーヴィチの交響曲第14番「死者の歌」に挑戦。
★まず驚かされるのはテンポの遅さ。ことにゆっくりとした第1、4、9、10楽章は既存のどの演奏よりも遅く、全体のテーマになっている「死」のイメージを重く伝えてきます。
★独唱を務めるイスラエルのソプラノ、ガル・ジェイムズはペトレンコのnaxos盤にも出演していますが、こちらはその4カ月前の録音。今日の若手でこの作品を最も完璧にこなせる歌手で、ローレライの乙女から第6楽章の険のあるマダムまで見事に演じています。
★1968年生まれのニコリッチが45歳の2013年の演奏となりますが、この曲を1969年にルドルフ・バルシャイが世界初演したのも45歳。この不思議な数字の一致と、弦楽と打楽器の編成によるオーケストレーションを、名弦楽器奏者でもある両者が弦の秘技を駆使して絶妙に紡ぎ出しています。
★SACDハイブリッド盤による高音質録音も注目。ジェイムズとオリーマンスの生々しい息遣い、息詰まる程の緊張感など金縛りにあうような55分を体験できます。