ヴィレム・イェツ(1959-):交響曲第1番、リコーダー協奏曲

オランダの現代作曲家、ヴィレム・イェツの
交響曲&リコーダー協奏曲、世界初演
感情豊かで人間味あふれる音世界

  • アーティスト:エド・デ・ワールト、マルクス・シュテンツ
  • レーベル:CHALLENGE CLASSICS
  • 品番:CC-72693
  • ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:57:38

TRACK LIST

ヴィレム・イェツ(1959-):

1. 交響曲第1番

【ⅰ. 限りなき/ⅱ . 葬送のように/ⅲ . メタノイア/ⅳ . 聖なる憧憬】(2012)[世界初録音]

2. リコーダー協奏曲(2014)[世界初録音]


オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

①エド・デ・ワールト(指揮)、①カーリン・ストローボス(メゾ・ソプラノ)

②マルクス・シュテンツ(指揮)、②エリック・ボスグラーフ(リコーダー)

録音:①2013年4月13日、②2014年12月20日/コンセルトヘボウ(アムステルダム)


★1959年生まれのオランダの作曲家、ヴィレム・イェツの管弦楽作品の世界初演。

★「生命の循環」をテーマに書かれた「交響曲第1番」は、冒頭楽章と終楽章にゲーテの詩「限りなき」「聖なる憧憬」をテキストとしたメゾ・ソプラノが入ります。輪廻を取り上げたゲーテの詩の内容と、歌に始まり歌に終わる全体構造の「循環」が結びつき、人間存在を大きなスケールで謳いあげる大曲です。表現主義や後期ロマン派の音楽を彷彿とさせる感情豊かな音使いに、過去の音楽にはない音色の探求が加わったイェツの音楽は、普遍的なテーマを雄弁さと説得力を持って聴く人に伝えます。中でも2楽章の打楽器の一撃は圧巻です。

★既に10曲を超える協奏曲を発表しているヴィレム・イェツがソロ楽器として使用したのはなんとリコーダーです。限られた音量と音域の、しかし不思議な魅力を持ったこの楽器の音色に、イェツは「無垢で壊れやすい純粋さ、傷つきやすい子供の魂」を感じたといいます。自身の子供時代を幸福なものではなかったと振り返るイェツがリコーダーの音に聴き取った儚く脆い子供の純粋さに胸が締め付けられるような曲です。

★耳を澄ませば作曲者の「生の声」が聴こえてくるような、体温が感じられるような、そんな作品集です。


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