光あれ! ~ドイツ800年の歌

歴史のように人生のように日が昇り沈んでいく
ドイツ800年の時を70分で巡る意欲作
アンナ・ルチア・リヒターの麗しい歌唱がさえわたる

  • アーティスト:アンナ・ルチア・リヒター、アミエル・ブシャケヴィッチ
  • レーベル:CHALLENGE CLASSICS
  • 品番:CC-72965
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:73:44

TRACK LIST

光あれ! ~ドイツ800年の歌

①オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(ca.1376/78-1445):誰ぞ光り輝くのは
②ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(ca.1170-ca.1230):菩提樹の下
③J.S.バッハ(1685-1750):愛する太陽の光と輝きは BWV446 / おお暗き夜、いつ去るや BWV492
④ハイドン(1732-1809):田舎のたのしみ(Hob. XXVlaより)
⑤モーツァルト(1756-1791):ラウラによせる夕べの想い K523
⑥シューベルト:(1797-1828):水上に歌う Op.72 D774 / 小人 Op.22-1 D771 / 夕映えのなかで D799
⑦ファニー・ヘンゼル(1805-1847):春 Op. 7-3
⑧メンデルスゾーン(1809-1847):新しい恋 Op.19-4
⑨シューマン(1810-1856):窓硝子 107-2 / 夕べの歌 Op.107-6
⑩ブラームス(1833-1897):夏の夕べ Op.85-1
⑪ヴォルフ(1860-1903):炎の騎士
⑫ベルク(1885-1935):4つの歌曲 Op.2 [眠ること、眠ること、ただ眠ること / 眠りこんだ私は / 私は一番強い巨人にうち勝ち / 風は暖かく、日当たりのよい牧場に下草が萌える]
⑬アリベルト・ライマン(b.1936):光が棄てられたのち(「暗闇に包まれて」より)
⑭ヴォルフガング・リーム(b.1952):枯れた花
⑮ハンス・アイスラー(1898-1962):そして仕舞いに憧れは消え / 自殺について(「ハリウッド・ソングブック」より)
⑯クルト・ヴァイル(1900-1950):光のなかのベルリン
⑰作者不詳:3つの贈り物(グレゴリオ聖歌、11世紀初頭)

アンナ・ルチア・リヒター(メゾソプラノ)
アミエル・ブシャケヴィチ(①②⑰ハーディ・ガーディ、③チェンバロ、④クラヴィコード、⑤-⑧フォルテピアノ、⑨-⑯ピアノ)
録音:2023年7月23・24・26・27日/シュトッットガルト、SWR放送スタジオ
★来日公演も高く評価され近年人気上昇中のドイツのメゾ、アンナ・ルチア・リヒター。「光」をテーマにドイツ・リート800年の歴史をたどるスケールの大きなアルバムを発表しました。「明るく透明で、集中力があり正確、またドラマに対して鋭い感覚をもつ」とグラモフォン誌が評した彼女の歌唱を存分に味わえる内容です。
★ヴォルケンシュタインとフォーゲルヴァイデの作品は現代記譜法で書かれた最初期の歌曲。これを「夜明け前の光」とし、そこから時代順に、日が昇り光を増していくようにアルバムが進みますが、ライマンやリームといった20世紀の作品に入っていくと(音楽の完成度は高いままですが)日が傾き、沈んでいくイメージが現れてきます。人が生まれ成長し、老いて死にゆくような感覚にも近い構成で、最後のグレゴリオ聖歌も意味深く感じられます。様々な様式の歌を迫真の表情で力強く歌いきったルチア・リヒターの素晴らしさはもちろん、楽器を変えひとりで共演をこなした歌曲伴奏の名手ブシャケヴィチにも拍手!
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