フルートを伴うロマン派初期のトリオ集
- アーティスト:トリオ・ラフラム
- レーベル:COVIELLO CLASSICS
- 品番:COV-91709
- ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
フルートを伴うロマン派初期のトリオ集
クーラウ:三重奏曲 ト長調 Op.119
ツェルニー:ファンタジー・コンチェルタンテ Op.256
ウェーバー:三重奏曲 ト短調 Op.63
トリオ・ラフラム
アニー・ラフラム(トラヴェルソ)
ドロテア・シェーンヴィーゼ(チェロ)
カタルジーナ・ドロゴス(フォルテピアノ)
録音:2016年
★19世紀初頭から様々な楽器が改良され、それに伴い演奏者はもちろんのこと作曲者らの表現力や技巧が格段に向上し発展を遂げました。ここに収録されているクーラウ、ツェルニー、ウェーバーの作品もちょうどその時期にあたります。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管にも在籍していたフルート奏者ゲオルク・トロムリッツをはじめ、優れた演奏者は楽器の製作者でもありました。トロムリッツは新しいキーのシステムを考案し、様々な調に対応することが可能になりました。チェロやピアノについてもアンサンブルの平等なパートナーとなり、三重奏という形態が室内楽のジャンルに定着することになります。フルート音楽では欠くことのできない作曲家クーラウ。この「三重奏曲 ト長調 Op.119」は、様々な演奏形態で出版されていますが、ここでは各楽器がもっとも親密に聴こえるフルート、チェロ、ピアノで収録しています。またピアノ学習者のための練習曲で知られるツェルニーですが、実はピアノ以外のジャンルの音楽も多く残しています。この「ファンタジー・コンツェルタンテ」は、優雅な旋律に彩られた楽曲です。そしてウェーバーの「三重奏曲 ト短調 Op.63」。ウェーバーはフルート奏者の名手フュルステナウ父子と親交があり、この楽曲も彼らのために書かれたのではないかと言われています。ちなみにクーラウもフュルステナウ父子と親しくしており、彼らのために楽曲を献呈しています。ウェーバーの三重奏は4楽章編成の大規模な作品で、ロマン派初期のフルートを伴う作品の中では、抜きんでて充実した内容となっています。