Olden Times

名作『Angel Song』のコンビ/コニッツ&ホィーラー
99年録音作品が未発表テイクをプラスしてリイッシュー

  • アーティスト:Lee Konitz - Kenny Wheeler Quartet
  • レーベル:DOUBLE MOON
  • 品番:DMCHR-71146
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Lee Konitz - Kenny Wheeler Quartet / Olden Times

1. Lennie´s (Konitz) (08:14)

2. Where Do We Go From Here(Wheeler) (07:34)

3. Kind Folk (Wheeler) (08:32)

4. Thingin´(Konitz) (14:34)

5. On Mo (Wheeler) (09:32)

6. Olden Times (Wheeler) (04:21)

7. Aldebaran(Plumer) - Play Fiddle Play(Lawrence / Atman / Deutsch) (03:59)

8. Kary´s Trance(Konitz) (08:55)

9. Bo So(Wunsch) (06:18)


Extra Track - Previously unreleased);

10. No Me(Wunsch) (06:29)


メンバー:Lee Konitz (as), Kenny Wheeler (tp, flh), Frank Wunsch (p), Gunnar Plümer (b)


★ECMの諸作品の中でも名作として記憶される『Angel Song』を彷彿とさせるリー・コニッツ&ケニー・ホィーラーがコンビを組んだ1999年のライヴ音源が未発表音源を1曲プラスしてリイッシュー。

★リー・コニッツ、ケニー・ホィーラーは、共に名実ともの大巨匠。トリスターノ一派のアーティストとして長いキャリアを築いてきたコニッツ、一方、プログレッシヴなフィールドでも道を切り拓いてきたホィーラー。その二人の個性が際立つのはもちろんですが、本演奏のキー・ワードは、ドラムレスのカルテット編成といえましょう。バックの楽器は、ギターが、ピアノになっていますが、明確にビートを刻む楽器をのぞき、ベースがタイム・キープする音像には緩やかなタイム感覚と、スペイシーな感覚があり、4人の音の重なりの妙を堪能出来ます。

★それぞれ個性をもった奏者たちが、それぞれのカラー、また濃淡をもって描く重層的な音の世界。尊敬するレニー・トリスターノに捧げたM1, またスタンダード曲のコード進行を下敷きにして描いたコニッツのおなじみ曲M4、またのちにジョン・テイラーとの双頭アルバムのタイトル曲にもなるM2など名曲が揃った構成も魅力。

★静謐な空間にあって思慮深く、熱いパッションも込めた音の世界。

★現在88歳のリー・コニッツ。そのコニッツが近年になって「『Angel Song』は、何千と参加したアルバムがある中でも、自分の生涯最高のもの」とも語っているとのこと。ホィーラーは2014年、惜しくも84歳の生涯を閉じましたが、この録音を聴くと、このコンビがどれだけ特別であったかも浮かび上がります。今だからこそ再び注目したい復刻作品です。


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