★メンバーの出身国の略称で構成された「FREE」「SWING」という、なんともジャズらしいグループがデビュー。トランペット奏者のアクセル・シュロッサーはドイツ（GER）、テナーサックス奏者のカール・マーティン・アルムクヴィストとベーシストのマティアス・ウェリンはスウェーデン（SWE）、ドラマーのヤスカ・ルッカリネンはフィンランド（FIN）出身。
★タイトルの「トゥーリ」とはフィンランド語で「幸運な偶然」を意味し、4人の邂逅を指す。メンバーは、それぞれヨーロッパのジャズ・シーンで確固たる地位を築いている。
★アクセル・シュロッサーは20年来HRビッグバンドのソリストとして活躍し、最近、自身のカルテットでアルバム「To Satchmo and Duke」をリリース。スウェーデンのテナーサックス奏者、カール・マーティン・アルムクヴィストは、自身のカルテットで4枚のCDをリリースし、パット・メセニー、デイヴ・リーブマン、ディー・ディー・ブリッジウォーターとコラボレートし、また、コペンハーゲンのノルボッテンビッグバンドやデンマークラジオビッグバンドのメンバーでもある。
★マティアス・ウェリンは、スカンジナビアのシーンで長年引っ張りだこのベーシストで、ヤスカ・ルッカリネンは、ジョン・ライリー、アダム・ナスバウム、アリ・ホーニグなどのドラマーに影響を受け、自身ではピアノレスのサックスカルテットなどで活躍し自主制作CDをリリースしている。
★本作は、ブラームスの編曲を除いては、ラテンの影響を受けた ""Welin in Acapulco ""や美しいバラード ""Near Birches, Birds, Birds ""などすべてオリジナルで構成されている。