This Is Beautiful Because We Are Beautiful People

ESPの偉大なるファウンダー、バーナード・ストールマンに認められた
マット・ウォレリアンの3作目
マシュー・シップ、ウィリアム・パーカーのベテラン2人を迎えた
内省的で美しいフリー・インプロビゼーションの世界

  • アーティスト:Toxic (Mat Walerian - Matthew Shipp - William Parker)
  • レーベル:ESP
  • 品番:ESP-5011
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Toxic (Mat Walerian - Matthew Shipp - William Parker) /

This Is Beautiful Because We Are Beautiful People



1. Lesson (13:28)

2. The Breakfast Club Day 1 (19:56)

3. This Is Beautiful Because We Are Beautiful People (11:11)

4. The Breakfast Club Day 2 (20:29)

5. Peace and Respect (14:10)



メンバー:Mat Walerian(as, b-cl, s-cl, fl), Matthew Shipp(p, org), William Parker(b, 尺八)

Recorded December 15, 2015 in Brooklyn, NY.

◆フリー・ジャズやオルタナ・アンダーグラウンド・ロックの作品を世に送り出し続けるパイオニア的レーベル、ESPから、ポーランド出身、30代前半の若きマルチ・リード奏者、マット・ウォレリアンの3枚目の新作。1作目は、最早ベテランとなったピアニスト、マシュー・シップとのデュオ。2作目は、マシュー・シップと、こちらもベテランのドラマー、ハミッド・ドレイクのトリオ。そして今作はマシュー・シップと、これまたベテランのベーシスト、ウィリアム・パーカーとのトリオと、フリー・ジャズ界の重鎮達と共演を重ねている。しかも1枚目、『Live at Okuden』は、ESPディスクの創設者、バーナード・ストールマンによって認められた最後の作品であり、期待の若手であることがわかる。

◇アルバムタイトルの、『This Is Beautiful Because We Are Beautiful People』は、レコーディング・セッション中のウィリアム・パーカーの発言だそう。

◆外に向けたエネルギー放出系フリー・ジャズではなく、内省的なフリー・インプロか。マットはリード楽器でもノイジーになることなく、あくまでもコントロールされた音色である。マシューもウィリアムもそうだが、鋭く硬い音色から優しく柔らかい音色まで幅広く、フリーの肝はトーンなのだと思い知らされる。

◆1曲目“Lesson”では、マットがフルート、ウィリアムが尺八を使用。似て非なる音色の掛け合いが面白い。後から入るピアノの音があまりにも鋭く、まるで琴のよう。ピアノの内側に手を入れて弦を弾いている音か。これが何とも尺八とマッチして いる。5曲目“Peace and Respect”では、珍しいマシューのオルガンが聴ける。

◆内省的で美しく、トーンのグラデーションが楽しめるフリー・インプロだ。

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