カレザーナ、ヴェネツィアーノ、
A.スカルラッティのエレミア哀歌、
器楽曲 17~18世紀ナポリの華やかな文化が薫る1枚
- アーティスト:レスカドロン・ヴォラン・ドゥ・ラ・レーヌ
- レーベル:EVIDENCE
- 品番:EVCD-021
- ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
カレザーナ、ヴェネツィアーノ、
A.スカルラッティのエレミア哀歌、
器楽曲 17~18世紀ナポリの華やかな文化が薫る1枚
クリストファロ・カレザーナ(c.1640~1709):エレミア哀歌 聖金曜日の第1朗読
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725):オラトリオ「追放されたハガルとイシマエル」シンフォニア
ガエターノ・ヴェネツィアーノ(1665~1716):エレミア哀歌 聖金曜日第一夜の第3朗読
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725):シンフォニア・ア・クワトロ・センツァ・チェンバロ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725):オラトリオ「聖フィリッポ・ネーリ」シンフォニア
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725):エレミア哀歌 主の聖餐の木曜日の第1 朗読
レスカドロン・ヴォラン・ドゥ・ラ・レーヌ
録音:2015年7月
★17~18世紀にかけてのナポリは、音楽の急進的な首都でした。ヨーロッパ大陸内で最多の人口を誇る都市の1つであったナポリは、音楽や音楽家が集まる場所として発展し、劇場や教会、宮殿や道にも音楽が溢れていたといいます。また信仰に篤い都市であったナポリでは数多くの宗教典礼が行われ、そこには当然多くの宗教音楽が生まれました。このCDにはそんな当時のナポリで活躍した作曲家カレザーナ、ヴェネツィアーノ、A. スカルラッティの、復活祭に先立つ3日間に演奏される「エレミア哀歌」と、A. スカルラッティの器楽曲が収録されています。
当時のナポリでは、本来は懺悔の精神のもと荘厳な雰囲気の中で行われる宗教儀式も一種の豪華絢爛なショー、エンターテーメントとしての面を持ち、華やかに行われていたとのこと。このCDにおさめられている曲の数々も、宗教的なテキストを歌いながらもどこか世俗的なきらびやかさを感じさせます。
演奏を手掛ける「レスカドロン・ヴォラン・ドゥ・ラ・レーヌ」のグループ名は、フランス語で「女王の飛行隊」という意味。カトリーヌ・ド・メディチの元で、各国の宮廷との人間関係を円滑にする役割を負った女官を指すといいます。その名の通り調和に満ちたレスカドロン・ヴォラン・ドゥ・ラ・レーヌの演奏で、17、18世紀のナポリの華やかな文化の薫りを感じてみられてはいかがでしょうか。