★『北欧のブルーノート』と称されるデンマークの名門ジャズレーベル SteepleChaseよりリリース。エッジの効いた、鋭い緊張感と情熱に溢れた素晴らしい一枚。
★ポール・ブレイは、1960年代以降に流行したフリージャズにの先駆者としても知られており、キース・ジャレットにも大きな影響を与えたということでも有名。2016年に83歳でこの世を去り、彼が築き上げた功績は、後世のピアノ奏者たちに計り知れない影響を残した。
★彼は1957年にスウェーデン系アメリカ人の、ピアニスト兼作曲家カーラ・ブレイと結婚。彼女はオルガンを用いることで有名で、教会音楽にも精通している。また、カーラの曲は彼のレパートリーの大部分を占めていた。
★オリジナル盤は1992年作。ポールの妻であったカーラ・ブレイの作品を8曲収録しており、彼は30年以上演奏していたが、この作品を通して聴いてみると未だに新しい発見がある。彼の渋い評判からすると驚くほど跳ね回った陽気な曲もあり、彼の印象を覆す意味でも非常に聴きごたえの感じる一枚となっている。
★180g重量盤にて再発。