ミスリヴェチェク:「オリンピーアデ」

モーツァルティアンなら聞き逃しちゃいけない!
モーツァルトからも慕われたボヘミアの作曲家ミスリヴェチェクの
「オリンピーアデ」世界初録音!
日本人歌手が二人出演!

  • アーティスト:渡辺康, 田中絵里加 他
  • レーベル:BONGIOVANNI
  • 品番:GB-2469
  • ジャンル: ジャンル クラシック 歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD

TRACK LIST

ミスリヴェチェク:「オリンピーアデ」

渡辺康(T クリステネ) 田中絵里加(S アリステア)
ペルヴィン・チャカル(S メガクレ) マリア・テレーザ・レーヴァ(S アルジェーネ)
カルロ・ヴィストーリ(CT リーチダ) サルタン・アフメトヴァ(S アルカンドロ)
パスクワーレ・シルコーリ(T アミンタ)
オリヴェル・フォン・ドホナーニ(指揮)ボローニャ市立劇場管弦楽団、合唱団
録音:2012年11月23、25 日、ボローニャ
★ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737―1781)はボヘミア出身でイタリアで活躍した作曲家。1770 年にボローニャでモーツァルト親子と知り合い、モーツァルトは二回りも年上のミスリヴェチェクの人柄を慕ったことが知られています。「オリンピーアデ」は1778 年11月に、当時イタリアオペラで最も権威のあったナポリのサン・カルロ劇場で初演されたオペラ。「オリンピーアデ」は高名な詩人メタスタージオの書いた台本の中でも特に人気が高かったもので、1733 年のカルダーラのオペラから60人以上の作曲家によってオペラ化されたといいます。既にヴィヴァルディ作(na?ve OP30316)などいくつかが音ないしは映像になっています。ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」はモーツァルトと共通した様式の音楽ながら、イタリアの歌劇場で10年以上もしごかれただけに華やかで難易度の高いアリアが多く、たいへん聞き応えがあります。
2012年11月、ボローニャ市立劇場がミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」を復活上演し、これはそのライヴ録音です。二人の日本人歌手が出演。クリステネの渡辺康は新潟市出身のテノール。国立音楽大学を卒業後、イタリアに渡り現在もパルマ在住。アリステアの田中絵里加は、東京音楽大学大学院を修了、2011年にヴェネツィアに留学、2013年からはミラノのスカラ座研修所に所属しています。二人とも難しいアリアを見事に歌い切っています。メガクレのペルヴィン・チャカルはトルコのマルディン生まれのソプラノ。トルコ国内で活動した後、2009年にイタリアに登場、数年で急速に活動の幅を広げています。アルジェーネのマリア・テレーザ・レーヴァは、1987年、レッジョ・カラブリア生まれのソプラノ。当時20代半ば、まだデビューして数年の若い歌手ですが、声の充実感はたいへん素晴らしく、2014年4月にはジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場でのプッチーニ「ボエーム」でミミを歌っているほど。将来が期待される逸材です。リーチダのカルロ・ヴィストーリは、ルーゴ生まれのカウンターテノール。まだ本格的に歌手活動を始めて数年という人ですが、既にイタリア各地で活躍しています。
モーツァルティアンには名前は知られているミスリヴェチェク、ぜひ音楽も耳にしてみてください。

「オリンピーアデ」 簡単なあらすじ
古代ギリシャのシキオン。当地の支配者クリステネがオリンピックの試合を催し、その優勝者に褒美として娘アリステアとの結婚を認めることにしている。
クレタでメガクレを暴漢から救ったリーチダは、メガクレに自分の名で試合に出場してほしいと頼み、優勝の褒美が恋人とは思ってもいなかったメガクレはこれに応じる。リーチダはかつてクレタの王女アルジェーネと婚約していた。リーチダはメガクレとアステリアが相思相愛とは知らなかった。オリンピックには羊飼いに変装したアルジェーネもやって来ていた。オリンピックではリーチダを騙るメガクレが優勝、彼はアステリアに真相を話し別れを告げる。本当のリーチダが現れると、アステリアは彼を非難。そこにメガクレが入水自殺したとの知らせがもたらされる。リーチダは逃亡する。絶望したアリステアも自殺を図るが失敗。アルジェーネは正体を明かし、リーチダから貰った鎖をクリステネに示すと、彼はリーチダが幼い頃に行方不明になった息子だと気付く。クリステネは全てを許し、リーチダとアルジェーネ、そしてメガクレとアリステアが結ばれる。
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