Cookin’ at the Queens: Live in Las Vegas (1984 & 1988)

32歳という若さで亡くなった女流ギタリスト、エミリー・レムラー。
1984年と88年に残したライブ音源。
ピアノ入りカルテットとギター・トリオという、
彼女のダイナミックなプレイが堪能できる理想的な編成
伝説のハード・ドライヴィング・ギタリスト、
没後34年目のリリースは初の公式ライブ盤!

  • アーティスト:Emily Remler
  • レーベル:RESONANCE RECORDS
  • 品番:HCD-2076
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD

TRACK LIST

エミリー・レムラー / クッキン・アット・ザ・クィーンズ:ライブ・イン・ラスベガス
Emily Remler / Cookin’ at the Queens: Live in Las Vegas (1984 & 1988)


(CD 1)
1. Moanin' (9:43)
2. How Insensitive (Insensatez) (9:52)
3. Autumn Leaves (8:03)
4. Polka Dots And Moonbeams (10:01)
5. Meditation (Meditação) (8:52)
6. Hot House/What Is This Thing Called Love? (5:58)
7. You Don't Know What Love Is (11:00)
8. West Coast Blues (11:56)
9. Tenor Madness (4:50)

(CD 2)
1. Out Of Nowhere (8:19)
2. Manha De Carnaval (13:35)
3. Cisco (6:14)
4. Yesterdays (8:18)
5. All Blues (13:15)
6. Someday My Prince Will Come (9:02)
7. So What/Impressions (11:13)
8. D-Natural Blues (8:18)

メンバー:
CD 1 & CD 2 (track 1)
Emily Remler (g), Cocho Arbe (p), Carson Smith (b), Tom Montgomery (ds)
Recorded live at the 4 Queens on May 28, 1984

CD 2 (track 2-8)
Emily Remler (g), Carson Smith (b), John Pisci (ds)
Recorded live at the 4 Queens on September 19, 1988
★32歳という若さで亡くなった美貌の女流ギタリスト、エミリー・レムラーが1984年と1988年に残したライブ音源。ピアノ入りカルテットとギター・トリオという、エミリー・レムラーのダイナミックなギターが存分に堪能できる理想的な編成での演奏。
★もともとはDJアラン・グラントがホストを務めるラジオ番組“4クイーンズ・ジャズ・ナイト・フロム・ラスベガス”の放送音源で、本作にはこれまで知られていなかった音源も含まれている。
★現在でこそ多くの女流ジャズ・ギタリストが活躍していますが、1980年代当時はまだまだ希少で、レムラーのデビュー作『Firefly』(1981年)は驚きを持ってジャズファンに迎えられた作品。ウェス・モンゴメリーを彷彿とするドライヴ・フィーリングは、ブラインド・テストをされたならば誰もが女性とは想像だにしなかった時代に登場。レムラーは24歳のとき、“若い女の子に見えるかもしれませんが、中身はウェスのような大きな親指を持った 50歳のがっしりとした黒人男性です”と、雑誌のインタビューに答えています。実際、ハーブ・エリスに絶賛され、ラリー・コリエルとアルバムを作るなど、そのセンスとテクニックは折り紙つき。
★レムラーの公式ライブ・アルバムはこれまでリリースされたことがないため、この作品は大変貴重であることは間違いない。1984〜1988年というのは、ウェス一辺倒から脱却し、パット・マルティーノやジム・ホールらスタイルを取り入れたり、南米音楽への共鳴を見せたり、さらに作曲にも力を入れるなど、自己のスタイル形成において飛躍的な成長を見せていた時期でもあります。
★脇を固めるのは堅実なプレイで定評のある面々。特にカルテットとトリオの両方でベースを弾いているカーソン・スミスは、1950年代からジェリー・マリガンやチェット・ベイカーらを支えた名手。カルテットでピアノを弾くコーチョ・アーベは、ウェイン・ニュートンやマリーナ・ショウらとのツアーのほか、カルロス・サンタナとスタジオ共演歴もあるペルー出身のバーサタイル・プレイヤーです。
★ボビー・ティモンズの「Moanin'」、ソニー・ロリンズの「Tenor Madness」、ウェス・モンゴメリーの「West Coast Blues」と「D-Natural Blues」、パット・マルティーノの「Cisco」、マイルス・デイヴィス〜ジョン・コルトレーンの「So What / Impressions」、そしてマイルスやビル・エヴァンスのバージョンも有名なディズニーの「Someday My Prince Will Come」など、ハード・バップ、もしくはジャズ・ギター好きにはたまらない選曲となっており、レムラーのスタジオ・アルバムでは聴けない曲が多いのも本作の価値を高めています。
★いずれの演奏もレムラーの豪快でスリリングかつ繊細なプレイ、そしてバンドを率いるリーダーシップが捉えられており、まさにレムラーが敬愛するウェスの『Smokin' At The Half Note』(1965年)に比肩する名ライブ・アルバムがここに誕生したと言っていいでしょう。
★ブックレットはジャン=ピエール・ルロワ等の貴重な写真を掲載、高名な作家、音楽ライターのビル・ミルコウスキーによるライナーノーツ、シェリル・ベイリー、ラッセル・マローン、デイヴィッド・ベノワ、マイク・スターン、ロドニー・ジョーンズ、ミミ・フォックス、ジョセリン・グールド、アマンダ・モナコなど、エミリー・レムラーを知る、あるいは影響を受けたジャズ・ミュージシャンのインタビューやコメントを多数収録。
★日本仕様版CDの解説はジャズライター:久保木靖氏。
0617270123188

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